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太田出版より「まんが表現教育論 実験と実践」が発売されます。(まんが表現学科・山本忠宏助教)

2023年02月10日 掲載・刊行 ニュース 企業向けのお知らせ まんが表現学科 教員向け情報 芸術工学部

2023年2月16日に本学まんが表現学科助教の山本忠宏先生が編集に携わった「まんが表現教育論 実験と実践」が発売されます。
248ページ、6,250円(本体5,682円+税)。神戸芸術工科大学の購買部だけではなく、一部書店・通販サイトでもご購入いただけます。

まんが表現教育論 実験と実践(太田出版サイト)
大塚英志・山本忠宏(編)
https://www.ohtabooks.com/publish/2023/02/14111040.html


作りながら考える。「貧しい」メディアが生み出した「方法」と「生存戦略」
まんがの紙面やスクリーンにおいて、制作者が他メディアと比較しても物理的にできることは基本的に少ない。完成までに最低限必要な機材が少なく済んでしまうことも、このことを象徴しているだろう。このような貧しさゆえの生存戦略は、映画のような動きへの憧憬が逆説的に表現方法を多様化させるように、蛇行や寄生を繰り返しているようにも見える。本書は、貧しさが引き起こす方法の最適化という視点からまんが表現と向き合ったものである――序章より

神戸芸術工科大学と国際日本文化研究センターの授業やプロジェクトの一環で行われた、まんが表現教育に関する実験と実践について論考やコラムなど五章で構成。約十五年の間に行われた各プロジェクトの実験と実践の根底にあるのは、まんが表現における創作と研究の架橋。