情報公開

宣言・ガイドライン

公的研究費に係る責任と権限について

公的研究費を
社会にとって有益なもの
とするために。

公的研究費に係る責任と権限について、神戸芸術工科大学(KDU)では、学長を最高管理責任者とする運営・管理体制を整えています。これは公的研究費の管理と運営にかかわる責任および権限を明確に規程し、お預かりした公金を社会にとって最大限有益なものとする大学の責務を明らかにするための体制です。

最高管理責任者:学長
機関全体を統括し、公的研究費の運営及び管理について最終責任を負う。

統括管理責任者:事務局長
最高管理責任者を補佐し、公的研究費の運営及び管理について、機関全体を統括する実質的な責任及び権限を有す。

部局責任者:事業推進課長
統括管理責任者を補佐し、公的研究費の運営及び管理について実質的な責任及び権限を有す。

セクシュアル・ハラスメント防止宣言

神戸芸術工科大学は、すべての学生が、個人として尊重され、たがいの信頼のもとに勉学・研究・課外活動にいそしむことのできる環境をつくり維持してゆくことを大切に考えています。
セクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)をはじめとする、相互信頼を損ない、学問と言論の自由をおびやかし、教育・研究の場としての大学の存立をあやうくするような行為は厳に慎まなければなりません。
本学では、このような問題を未然に防止するため真摯かつ積極的にとりくむことをここに宣言します。

神戸芸術工科大学は、すべての学生が、個人として尊重され、性差別のない環境において就学する権利を保障するために《ガイドライン》をもうけています。もし、不快な思いを感じたり、目撃したら、相談窓口に遠慮なく申し出てください。窓口では、相談者のプライバシーを保護して、相談者の意向をできる限り尊重し、迅速に対処して、事態の解決に努力します。

セクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)とは…

セクシュアル・ハラスメントには、何らかの上下関係などを利用してなされる《対価型》と、日常的に相手に苦痛や不快感を与える《環境型》があります。たとえば…

  • よい成績をつけるとかいった利益をちらつかせて、さまざまな要求をおこなうこと。
  • 地位や立場を利用して、しつこく誘うこと。
  • 教室・研究室に不快感を催させる絵や写真を貼ること。
  • 性別によって差別的なとりあつかいをすること。
  • 悪質な中傷をくりかえすこと。
  • 性的含みのある手紙を送ったり、電話・会話・メールなどをすること。
  • 相手に不快な視線を送ること。
  • 「男だから」「女だから」などと決めつける。
  • 返事に困るような性的冗談をいう。
  • 個人的な性的体験談を話したり聞いたりする。
  • 肩・髪・手などに不必要に触る。

…などなど
個人の人格や能力とは無関係な社会的・文化的に作り上げられた男女のあり方に関する固定観念をもとに、その人格や能力を断定的に評価するような言動も、いっさい慎むべきです。

セクシュアル・ハラスメントを受けたと感じたら…

相談窓口にすぐ連絡しましょう。問題の芽は小さいうちなら解決も容易です。一人で悩まず、話を聞かせてください。自分が悪いと思う必要はありません。望まないことをされて怒るのはあたりまえです。我慢することはありません。

セクシュアル・ハラスメント防止ガイドライン

1:目的
このガイドラインは、神戸芸術工科大学(以下「本学」という。)のすべての学生及び教職員が個人として尊重され、快適な教育研究環境及び労働環境のもと就学または就労することができるよう必要な配慮と措置をとるため、本学は、その障害となるセクシュアル・ハラスメントを未然に防止することをめざすとともに、セクシュアル・ハラスメントに起因する問題が生じた場合には、迅速かつ適正に対応することを目的とします。

2:基本方針
セクシュアル・ハラスメントは不当な性差別であり、個人の尊厳を損なう行為です。また、セクシュアル・ハラスメントは研究・教育の場である大学における個人の十分な自己発現の機会を阻害するものでもあります。したがって本学は、憲法・教育基本法・男女雇用機会均等法の精神にのっとり、学生及び教職員が個人として尊重され、セクシュアル・ハラスメントのない快適な教育研究環境及び労働環境のもとで就学または就労することができるよう、諸施策を講じる責務を負うものです。

3:セクシュアル・ハラスメントの定義
ここでいう「セクシュアル・ハラスメント」とは、就学の場及び職場において、優越的な地位や継続的な関係を利用し、相手の意に反する性的な言葉や行為によって、相手に精神的苦痛や不快感を感じさせることにより、就学、教育・研究環境及び就業環境を悪化させることをいいます。

4:対策
セクシュアル・ハラスメントの発生を予防するために啓発指導を行います。また、セクシュアル・ハラスメントにより精神的・肉体的に被害を受けたとの苦情・申し立て等に対応するため、窓口を設置し、また苦情・申し立て等があった場合には、必要に応じて調査委員会を設けて事実の究明にあたり、速やかに被害者の救済等に当たります。

5:苦情相談窓
セクシュアル・ハラスメントにより精神的・肉体的に被害を受けたとの苦情・申し立て等がなされた場合に対応するため、苦情相談等を受ける教職員(以下「相談員」といいます。)を置きます。相談員は、相談等の内容について秘密保持に留意しなければなりません。相談等を申し出た者は、そのことによっていかなる不利益もうけないものとします。

6:相談員
相談員は、教員、職員があたります。氏名・連絡先(電話番号)は別途お知らせします。

7:調査委員会
セクシュアル・ハラスメントにより精神的・肉体的に被害を受けたとの苦情・申し立て等があった場合には、必要に応じて調査委員会を設置し、事実調査するとともに、適切な措置を講じて被害者の救済にあたります。

8:苦情
調査委員会の報告等によりセクシュアル・ハラスメントの事実が認められた場合、当事者への指導及び処分を行うとともに、就学上または就労上の環境改善等に必要な措置を講ずるものとします。

9:所管
このガイドラインにかかる業務の所管は、学生生活・国際交流課とします。

10:その他
このガイドラインに定めるもののほか、セクシュアル・ハラスメントの防止に関し必要な事項は別途定めます。

pagetop

個人情報保護

プライバシーポリシー

pagetop

災害時等の対応

災害時等の対応

pagetop

pagetop

研究活動の不正防止にかかる基本方針(不正防止ポリシー)

神戸芸術工科大学は、社会に対する大学の責任及び利害関係者への社会的説明責任を果たすため「研究活動の不正防止にかかる基本方針(不正防止ポリシー)」を宣言し、学長のリーダーシップのもと研究活動の適切な運営・管理に努めてまいります。

法令、指針、ガイドラインの遵守

研究活動の不正防止に関する法令、国及び研究費の配分機関等の定める指針、ガイドライン等を遵守します。

本学の責任体制の明確化

研究活動の不正行為を防止する対策を推進するため、教職員を適切に配した責任体制を整備します。

1.本学全体を統括し、教育研究費及び研究活動の運営・管理について最終責任を負う最高管理責任者は、学長とします。統括管理責任者及びコンプライアンス推進責任者が責任を持って教育研究費の運営・管理が行えるよう適切にリーダーシップを発揮するとともに不正防止計画の進捗管理に努めます。
2.最高管理責任者である学長を補佐し、教育研究費及び研究活動の運営・管理について本学全体を統括する実質的な責任と権限を持つ統括責任者は、事務局長とします。
3.研究活動の運営・管理について実質的な責任と権限を持つコンプライアンス推進責任者は、学科・専攻主任、研究所長及び事業推進課長とします。
4.不正行為を抑止する環境整備を図り、広く研究活動にかかわる者を対象に研究倫理教育を啓発・促進を行う研究倫理教育責任者は、公的教育研究費運営・管理委員長とします。

各種規程、運用ルールの整備

学内諸規程、運用ルールを最新の法令、指針、ガイドラインに沿って随時見直し、本学の実態にあった管理機能を確保します。

不正防止計画の策定・実施

統括管理責任者は、公的教育研究費運営・管理委員会と連携し、不正防止計画を策定・実施し、実施状況を確認するとともに、進捗状況を最高管理責任者に報告します。また不正の抑止のための是正を随時行います。

研究者及び事務職員に対する研究活動不正防止のための研修の実施

研究者及び事務職員に対し、研究活動の不正防止に関する規程、運用ルール及び研究倫理教育等、不正防止に必要な研修を実施します。

研究者としての素養をもつ学生の育成

学生に対し、研究に対する姿勢と学術の両面の教育を行い、研究者として品格と資質を併せ持つ学生を育成します。

モニタリング及び適切な監査の実施

不正発生時の早期発見及び不正の抑止のためのモニタリングの実施及び学校法人谷岡学園監査室と連携し監査を適切に実施します。また公的教育研究費運営・管理委員会は、不正の発生要因を検証し、学内において情報の共有を図ります。

教育研究費の適切な運営・管理

実態を踏まえ、業務が最も効率的かつ公正に遂行できる手続等、実効性ある取組によって教育研究費の適切な運営・管理を行います。

取引業者への対応

取引業者に対し、不正防止に関する協力及び誓約書の提出を求めます。不正な取引に関与した業者に対しては、取引停止等の処分を科します。

研究活動の不正にかかる告発窓口の設置及び情報の伝達を確保する体制の確立

研究にかかる不正使用及び不正行為に関して、機関の内外からの相談及び通報に対して適切な対応を行うための通報窓口を設置し、情報が適切に伝達される体制の構築に努めます。

不正への対応

不正への対応は、まず研究者自らの規律及び科学コミュニティ、大学等の研究機関の自律に基づく自浄作用を促す環境を整備します。不正事案の調査にあたっては、大学の責任の下、迅速性・透明性・秘密保持を担保し、中立・公正且つ厳格な対応を行います。

神戸芸術工科大学教育研究活動における不正使用及び不正行為防止に関する規程

研究活動の不正にかかる相談及び通報窓口

本学及び学園内に研究活動の不正にかかる相談及び通報窓口を設置しています。相談及び通報窓口は、不正の疑いがある行為が現に生じ、又は生じようとしている場合において、その事実を相談・通報していただき、事実調査を行い、是正を図るとともに通報者の保護を図ります。

相談及び通報(告発)の受け付け

1.告発は、原則として顕名によるものとします。
2.告発には不正とする科学的な合理性のある理由を示すこととします。
3.告発者に調査に協力を求める場合があります。

通報者の保護等

通報者及び調査協力者は、通報または協力したことで解雇その他不利益な取扱いを受けることはありません。 また、調査の結果、通報事実が確認されなかった場合でも、不利益な取扱いを受けることはありません。ただし、調査の結果、悪意に基づく告発であったことが判明した場合は、氏名の公表や懲戒、刑事告発など、厳重に対処します。

窓口・通報の方法

氏名及び連絡先を明らかにしたうえで、電子メール、電話、ファックス、書面又は面談により受付します。

学内窓口

神戸芸術工科大学 事業推進課

TEL:
078-796-2562(事業推進課 直通)
E-mail:
office-ga@kobe-du.ac.jp

本学園内窓口

学校法人 谷岡学園 監査室

TEL:
06-6782-2276
FAX:
06-6785-6009
E-mail:
kansa@oucow.daishodai.ac.jp

神戸芸術工科大学研究倫理指針

神戸芸術工科大学において、研究者等がより適正かつ円滑に学術研究を行うことができるよう、ここに倫理指針を定めます。
学術研究に従事する研究者は、自身の自由な研究活動において、社会倫理を逸脱しないよう自らを強く律して、研究を遂行しなければなりません。
本学における調査・研究が、科学的及び社会的な見地から適切な方法で進められ、社会からの信頼性と公正性を確保するため、研究者として以下の基本的姿勢と正しい見識をもって誠実に研究へ臨むことが求められます。

1 研究者の定義

「研究者」とは、研究計画を立案し、当該研究計画の実施について責任を負う者をいいます。なお、学生であっても、研究に関わるときは「研究者」に準じて取扱うものとします。

2 研究者の倫理

1.研究者は、学術研究が社会からの信頼と負託の上に成り立っていることを自覚し、良心と信念に従って、自らの責任で研究を遂行するものとします。
2.研究者は、研究の遂行において常に生命の尊厳及び個人の尊厳を重んじ、基本的人権を尊重します。
3.研究者は、国際的に認められた規範、規約及び条約等、並びに国内の法令及び告示等を遵守します。
4.研究者は、研究成果の捏造、改ざん、盗用等の不正行為をしません。
5.研究者は、先行研究の諸成果を尊重するとともに、他者の知的財産を侵害しません。
6.研究者は、不正な手段により研究活動やその成果を歪曲しません。
7.研究者は、研究成果の公表と社会への還元を積極的に行います。
8.研究者は、研究費が学生納付金、国・地方公共団体等からの補助金、財団等からの助成金、寄付金等から提供されていることに鑑み、研究費を適正かつ効率的に運用します。
9.研究者は、自己の専門研究が及ぶ範囲を自覚し、他分野の専門研究を尊重するとともに、自己研鑽に努めます。
10.研究者は、他の国、地域、組織等の研究活動における、文化、慣習及び規律の理解に努めなければなりません。 また、性別、人種、出自、地位、思想、宗教などにより差別的取り扱いをしません。
11.研究者は、研究対象者及び研究支援者等に対しては、謝意をもって接します。
12.研究者は、学生が共に研究活動に関わるときは、学生が不利益を蒙らないよう十分な配慮を行います。
13.研究者は、自己の研究計画について、分かりやすく、明瞭に説明できるよう努めます。
14.研究者は、研究遂行中において、計画進捗状況の自己点検を行い、適切な時期に途中経過の報告ができるよう努めます。
15.研究者は、自己の責任において、当該研究活動が科学的に適正な方法及び手続きに則って行われたことを、科学的根拠を示して説明する責任を負います。

3 インフォームド・コンセント

研究者が、人の行動、環境、心身等に関する個人の情報、データ等の提供を受け、研究を行う場合は、提供者に対してその目的、収集方法等について分かり易く説明し、提供者の明確な同意を得て行わなければなりません。

4 研究のための情報・データ等の収集、利用及び管理

1.研究者は、科学的かつ一般的に妥当な方法及び手段で、研究のための資料、情報、データ等を収集します。
2.研究者が、研究のために資料、情報、データ等を収集する場合は、その目的に適う必要な範囲を逸脱して収集しません。
3.研究者は、研究のために収集し、又は生成した資料、情報、データ等の滅失、漏洩、改ざん等を防ぐために適切な措置を講じます。
4.研究者が研究のために収集し、又は生成した資料、情報、データ等の保管期間は、10年以上とします。ただし、法令に保存期間の定めのある場合はそれに従います。
5.研究者は、当該研究活動に関わる資料のうち保管すべきものについて、次の措置を講じます。
a.バックアップをとって保管します。
b.自身の所在を本学に明らかにし、異動によっても事後の追跡を可能とします。

5 個人情報の保護

研究者は、研究のために収集した資料、情報、データ等の取扱いについては、個人情報保護に係る関係法令、通知及び学校法人谷岡学園個人情報取扱規程等を遵守しなければなりません。
研究者は、研究のために収集した資料、情報、データ等において、個人が特定できないように処理し、厳重に管理します。また、個人を特定できる内容については、これを他に洩らしてはなりません。

6 被験者を用いた実験等の安全管理

研究者は、研究実験において被験者の疲労や不安へ配慮し、研究対象者が不利益を受けることなく研究実施期間において、いつでも同意を撤回し研究への協力を中止する権利及び当該個人情報の開示を求める権利を有することを研究対象者に周知しなければなりません。また研究者は、研究対象者が同意を撤回した場合は、当該個人情報を廃棄しなければなりません。

7 機器、薬品・材料等の安全管理

研究者が、研究実験において研究装置・機器等及び薬品・材料等を用いるときは、その安全管理に努め、安全を確保するために適切な人員を配置しなければなりません。

神戸芸術工科大学教育研究活動における教職員行動規範

神戸芸術工科大学は、「芸術文化」と「科学技術」を融合一体化する『芸術工学』を教育・研究する大学として、未来に向って充実発展し続けるため、教育研究活動に携わる全ての教職員が自覚と責任を持ち職責を果たします。

1.法令や学内規程を遵守し、社会規範を充分に尊重し、社会人としての良識に従って行動します。
2.常に大学の行動が社会から注視されていることに留意し、各々の使命・職責を自覚し、絶えず高い倫理観を持って職務を遂行します。
3.業務にあたっては、公正性、公平性、透明性の確保を心掛けて遂行するとともに、社会の疑惑や不信を招くような行為を厳に禁止します。
4.取引先等は公正に選定し、適正な取引を行います。
5.関連部署との相互の理解と緊密な連携を図り、常に社会からの信頼に応えるため、協力して不正を未然に防ぐことに努めます。

競争的資金の間接経費の使途にかかる基本方針

「競争的資金の間接経費の執行に係る共通指針(競争的資金に関する関係府省連絡会申し合わせ)」(平成13年4月20日競争的資金に関する関係府省連絡会申し合わせ 改正平成26年5月29日)に基づき、本学における間接経費の運用について次のとおり取り扱うこととします。

1.本学は、研究代表者及び研究分担者に配分された競争的資金にかかる間接経費の譲渡を受け入れます。
2.間接経費は、研究環境の向上のため、研究者の施設・設備(学生との共同使用を含む)の整備・維持するために必要となる経費に充当します。
3.間接経費は、学長の責任の下で、公正・適正かつ計画的・効率的に使用します。
4.間接経費の使途に関する方針や使用実績については、学内において公表します。
5.間接経費の研究者への配分は行いません。
6.間接経費は、補助事業期間内に使用します。

pagetop