教育EDUCATION

ファッションデザイン学科

特長 1
特長 2
特長 3

コース

ファッションデザインコース

感性と想像力で未来を彩る

ファッション(衣服)は、身体を装うものであり、人の心を満たすものであり、人と人とのコミュニケーションツールでもあります。ファッションデザインコースでは、「リサーチ」「デザイン」「設計」「縫製」などのプロセスを経て、自分好みのデザインから出発し、ユーザー、市場、社会へ向けたファッションを提案制作します。世の中の動向をキャッチし、デザインへと翻訳できる表現力・造形力を身につけます。

テキスタイルデザインコース

素材から始まる可能性

テキスタイルは織物・布を表し、ファッションに深く関係しています。同じかたちの服でも、使われている布によって全く違う印象に変化します。織る・編む・染めるなどの技法で繊維を糸や布へと加工し、さまざまな色や模様で彩るのがテキスタイルデザインです。ファッションやインテリアをはじめ、多彩なアートシーンに広がっています。自由な発想で素材を加工し、布の新しい価値観を生み出す力を育みます。

ファッション企画コース

新しいライフスタイルの提案

ファッションのマーケットは、一時も休むことなく、人々のライフスタイルとトレンドが共鳴し合い、新しいスタイルを生んでいます。そのトレンドは、生活習慣や社会貢献と深く関わりながら変化しています。本コースのマーケティング・商品企画・販売計画の授業を通して、クリエーションとマーケットの良い関係を考え、ものづくりの工程を総合的に身につけ、未来のファッション界にとって本当に必要な提案を投げかける力を養います。

カリキュラム

1年次

 

ファッションの基礎を幅広く学ぶ

ファッションの歴史背景やトレンドの中での変化と未来を考察し、制作の基礎を学びます。

身につくチカラ
  • 発想からプレゼンテーションまでのプロセスを修得
  • 新しいデザインの解釈について検証し、次世代のファッションデザインを提案する力
学科共通必修科目
  • ファッションデザイン実習A・B
  • ファッションデザイン概論
学科共通選択科目
  • ファッションデザイン画
  • アパレルソーイング基礎
  • ファッションイラストレーション
  • パターンメイキング基礎
  • ファッションアクセサリー
  • 民族衣装論
  • アパレル構成論
  • 染色表現
  • 糸の造形と織物の基礎

2年次

専門コースに分かれて知識と技術を修得する

ファッションデザイン、テキスタイルデザイン、ファッション企画から自分に合った分野を専攻します。

身につくチカラ
  • 社会や時代が求めるキーワードを抽出し、生活様式の視点から企画・制作のプロセスを修得
  • 調査力とアイデア抽出からデザインに関する基礎と技術
コース選択必修科目
  • ファッションデザイン演習Ⅰ・Ⅱ
  • テキスタイルデザイン演習Ⅰ・Ⅱ
  • ファッション企画演習Ⅰ・Ⅱ
学科共通選択科目
  • テキスタイルパターンデザイン
  • アパレル素材論
  • ドレーピング
  • アパレルソーイング応用
  • パターンメイキング応用
  • コスチュームデザイン
  • コスメトロジー
  • ファッションマーチャンダイジング
  • スタイリング
  • 服装史
  • 被服人間工学
  • ユニバーサルファッション
  • ニットデザイン

3年次

産業に向けたデザインを学び、進路を考える

地域や産業と連携したモノづくりや、市場開発も学び、ファッション業界での提案力を養います。

身につくチカラ
  • 身につけたスキルを、ライフスタイルやライフステージの提案に繋げる
  • ビジネスモデルを構築する理論と技術
コース選択必修科目
  • ファッションデザイン演習Ⅲ・Ⅳ
  • テキスタイルデザイン演習Ⅲ・Ⅳ
  • ファッション企画演習Ⅲ・Ⅳ
学科共通必修科目
  • デザインの現場
学科共通選択科目
  • ハンドメイドテクニック
  • 織物デザインCAD
  • アパレルCAD
  • ファッション写真
  • 皮革デザイン
  • 皮革デザイン応用
  • ファッションアドバイザー
  • ファッションブランディング
  • シルクスクリーンプリント

4年次

卒業研究( 制作・論文)を行い、進路に繋げる

ファッションを通して、社会への問題提起やライフスタイルの提案、作品制作に取り組みます。

身につくチカラ
  • 作品完成までのスケジュール管理
  • 専門分野で修得した発想や、技術を駆使したプレゼンテーション力
特別科目
  • 卒業研究
学科共通選択科目
  • ファッション空間演出

Curriculum

取得可能資格

学部卒業時
  • 学芸員
  • 高等学校教諭一種(工業)
目標資格(学科で取得を推奨・バックアップする資格)
  • パターンメーキング技術検定2・3級
  • 色彩検定2級
  • ファッションビジネス能力検定2・3級
  • ファッション販売能力検定2・3級

プロジェクト

小便小僧 冬支度プロジェクト

ファッションデザイン学科では六甲高山植物園で行われる小便小僧冬支度プロジェクトに毎年参加し、その年の設定テーマに合わせたマントの衣装デザイン・制作をしています。幾つものデザインの中から一般のお客様からの投票により優秀作品が選定され、六甲高山植物園のアイドル「小便小僧」にマントをまとわせる「小便小僧のマント着せ行事」にて毎年新たなデザインのマントとして一般公開されます。六甲高山植物園のコンセプト、テーマに沿ったデザインワークを行い、自分が考えたデザインが公共に公開される機会を得ることは社会へのデザインの役割を経験するとともに貴重な学びとなっています。

岡之山美術館 子ども織物体験教室
からっぽ美術館IV くるくる織りのワークショップ

神戸の北に位置する北播磨地域は、綿織物である播州織の産地として知られています。その産地の復興と地域の活性化を目的とした活動の一環で、「からっぽ美術館IV くるくる織りのアクセサリーをつくろう!」のイベントを開催。西脇市岡之山美術館の展示入れ替え期間を利用して、子供向けの織物体験教室を開きました。子供たちに教える役目の学生たちは、織物の織り方を学ぶとともに、参加者と織物の楽しさを共有しました。小学生を中心とした参加者との会話ややりとりを通じて、相手に伝えることの大変さ、大切さを体感しました。

滅災ファッションショー

ファッションデザイン学科では、10年前から「滅災ファッション」をテーマに授業を行っています。いつ災害が起きても対応できるように、ファッションを通じて、身を守ることができるモノやコト(仕組み)を考えることが目的です。
2019年9月、学生たちが考えた「滅災ファッション」の作品を、「BGM SEED vol.1」(デザインクリエイティブセンター神戸で開催)で、防災ファッションショー&展示として発表しました。学生たちは、自分が考えたデザインを、外部に発信し、伝えること・協力しあうことの大切さを学びました。今後も、社会課題を解決するデザインに挑戦し続けてほしいと思います。

日中平和友好条約締結
40周年記念プロジェクト

中国・北京にて日中平和友好条約締結40 周年記念「中日友好・ユニバーサルファッションショー」が開催され、ファッションデザイン学科の学生10 名がデザイナー・モデルとして参加し、多数の中国メディアにも取り上げられました。国際的な舞台に立った学生達は、自信に満ち溢れていました。

3年生 萩 姫佳さんの作品
「ピカピカデニムトートバッグ」商品化決定!

本学では「交通事故軽減のための再帰性反射材開発用品の開発と市場の拡散」をテーマに、産学官連携反射材プロジェクトに取り組んでいます。試作を始めて2年目の今年度、ファッション企画コース萩姫佳さん提案の「ピカピカデニムトートバッグ」が、「平成29年度 反射材性能審査会」において見事合格。反射輝度数値の認定基準を満たしつつ優れたデザイン性を備えていること、擦れやすい持ち手や底部をデニムでカバーしたことが高く評価されました。平成30年春に商品化される予定です。

西脇市 岡之山美術館子ども織物体験教室
(くるくる織ワークショップ)

神戸の北に広がる北播磨地域に伝わる綿織物「播州織」の産地の振興と、地域の活性化をめざし、西脇市でワークショップを開催。織物を使ったアクセサリー作りを通じて、学生と子どもたちとが交流を深めました。

進路・卒業生

目指す職業
ファッションデザイナー
ファッションコーディネーター
マーチャンダイザー
テキスタイルデザイナー
テキスタイルアーティスト
ファッションアドバイザー
スタイリスト
バイヤー
パターンナー
卒業生の声
進路・就職実績

ファッションデザイン学科 卒業生の職種別就職状況は本サイト「進路・就職実績」ページをご覧ください。

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