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バリ島の影絵人形芝居上演 2014年2月1日(土)15:30~17:30 アジアンデザイン研究所主催

2014年01月15日 アジアンデザイン研究所

『スタソーマ物語[前編]-不殺生の教え』ワヤン・クリッ/バリ島の影絵人形芝居

『スタソーマ物語[前編]-不殺生の教え』ワヤン・クリッ/バリ島の影絵人形芝居

神戸芸術工科大学(神戸市西区、学長:齊木崇人)アジアンデザイン研究所では、『スタソーマ物語[前編]-不殺生の教え』と題したワヤン・クリッ/バリ島の影絵人形芝居を開催いたします。

アジアンデザイン研究所の研究の中核となる日本の祭礼で曳きだされる華麗な山車は、アジア各地に見られる宇宙山信仰や山車文化と深くかかりあっています。アジア文化が包みこむ豊かな造形力を再発見し、未来のデザイン語法に役立てることを目的に研究を実践しています。インドネシアバリ島におけるワヤン(影絵芝居)とカヨナン(宇宙樹)の文化は宇宙山信仰と深く重なります。東南アジア祭礼装置は多くのものが宇宙樹を象った形態をしており、その形態はワヤンのカヨナンにも物語られています。日本、中国の祭礼装置には柱を始め、宇宙樹の形態で作られたものが多く見られ、その意味を理解するために、ワヤンのカヨナンの意味との比較することは有効な手掛かりと考えられます。バリ島(インドネシア)に伝わる文化遺産・影絵芝居の神髄を学びとり、その心を生かしながら日本語に翻案して上演し、バリ島人からも絶賛された日本人ダラン(人形師)による本公演により、インドネシアの文化、バリ島のワヤンにおけるカヨナンデザインの象徴する意味を感じ取っていただけると幸いです。

ガムランの響き、光と影が彩なすワヤン版捨身飼虎譚……
生きとし生きるものの命の尊さを諭し、あらゆる邪心に教えを説く
スタソーマの汚れなき行いを描く誰も命を落とすことのない唯一のワヤン……
餓えた虎の前に身をげるスタソーマの運命は……

日時:
2014年2月1日(土)15:30~17:30
会場:
神戸芸術工科大学 クリエイティブセンター2F
〒651-2196 神戸市西区学園西町8-1-1
定員:
100名(参加費無料・事前申込制)
お申込み・お問合せ:
神戸芸術工科大学大学院/担当:佐久間華
TEL: 078-794-5263/E-mail: riad@kobe-du.ac.jp
出演:
ワヤン・トゥンジュク梅田一座
ダラン:梅田英春
伴 奏:グンデル・トゥンジュク
グンデル・ワヤングループメンバー:片倉保夫+長谷部匡+大野絵里紗+錦織照子+小林紀子

『スタソーマ物語[前編]-不殺生の教え』ワヤン・クリッ/バリ島の影絵人形芝居