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「もうひとつの都市」展 – ありうべき坂出の景観イメージを空想する

2013年10月22日 環境デザイン学科 産官学連携 地域交流・ワークショップ インタラクションデザイン研究所 社会連携

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●概要

「沙弥島アートプロジェクト by KDU」として参加した瀬戸内国際芸術祭2013。沙弥島会場は、3月20日から4月21日の会期中、約7万8千人の来訪者がありました。今回、その活動を振り返る展覧会が、芸術祭秋会期中に開催されます。そこでインタラクションデザイン教育研究所でも、クリティカルスペーシズ・コースの実践として、沙弥島や坂出の空間を題材としたワークショップとその作品展示を、坂出市の高校生と共同で行うことになりました。
制作テーマは「もう一つの都市」です。
坂出市には意義深い景観がいくつもあります。瀬戸内海の自然や沙弥島のような万葉の古代からの歴史的景観も素晴らしいですが、一方では60年代、70年代の高度成長期の日本がつくりあげてきた都市景観もあります。さらにその後の経済的なバブルとその崩壊後の傷跡も。近年では「団地萌え」「大人の社会科見学」「廃墟趣味」など、別角度から再評価されているような魅力です。こうしたユニークな都市の再発見を本学学生とさらに若い地域の高校生10名とで行います。その上でさらに制作者は「もし坂出のこの場所が、こんなふうだったら」と空想し、現実の風景に手を加えた写真作品を表現します。

 

●会期:2013年10月26日(土)~11月4日(月)10:00~16:00

●会場:香川県坂出市 旧沙弥小中学校

●制作:神戸芸術工科大学+香川県立坂出高等学校+香川県立坂出商業高等学校

●主催:神戸芸術工科大学インタラクションデザイン教育研究所

●協力:坂出市、瀬戸内国際芸術祭坂出市実行委員会