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大学院「インタラクションデザインプログラム」ワークショップのお知らせ

2012年12月11日 インタラクションデザイン研究所 大学院

Body Futuresワークショップ

今年開催されたロンドン五輪では南アフリカの義足ランナー、オスカー・ピストリウス選手が陸上男子400m走に公式出場し「ランナーの義足使用は公平なのか?」と議論を呼びました。一方、2008年にSPEEDO社がNASAと開発したポリウレタン素材の水着「レーザー・レーサー」は北京五輪で世界記録を大連発しましたが、国際水泳連盟の規程で2010年に使用が禁止されてしまいました。これらの例を見て分かる通り、スポーツの世界では技術の使用がどこまで「公平」で、どこからが「公平じゃない」のかが、常に議論されています。そして良くも悪くも、スポーツは政治と密接な関わりを持っています。オリンピックとナショナリズム(愛国精神)は切っても切れない関係にありますし、日本のラジオ体操は「軍事的で危険」とされ終戦後GHQに禁止されていた時期もありました。スポーツはITで進化もしています。アマチュアスポーツの世界では、日々のランニング記録をソーシャルメディアで共有できる「MyAsics」や「Nike+Running」などのアプリでスポーツ体験を不特定多数とオンラインで共有し、楽しむ事ができるようになりました。上記のような流れをふまえ、ワークショップでは「スポーツ」というキーワードをもとに未来の人間の身体や生活、社会、政治について考えます。そして「What IF ? (もし未来がこうなったなら、どう思う?)」と人に思わせるような、想像力を刺激する未来のシナリオを、デザインで提案してもらいます。その提案は、新しいプロダクト、新しいスポーツ、新しいオリンピック、義足、義手、新しい街、アプリでも、何でも構いません。
公開講評日にその「未来のシナリオ」を、映像・写真・イラストレーション・パフォーマンス・ウェブ中継など好きなメディアを使い発表してもらいます。(スプツニ子!)

期間
2012年12月17日(月)~12月21日(金)

  • 12月17日(月)10:00~ エスキス
  • 12月18日(火)10:00~ エスキス
  • 12月19日(水)10:00~ エスキス、17:00〜 中間講評会@神戸芸術工科大学
  • 12月20日(木)10:00~ エスキス
  • 12月21日(金)10:00~ エスキス、17:00〜 公開講評会@KIITO
講師
スプツ二子!、小山明、鈴木明、長谷川愛(RCA)
ワークショップ会場
神戸芸術工科大学 3202,3208教室
協力
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)、アシックススポーツ工学研究所
Facebook
https://www.facebook.com/InteractiondesignProgram
お問合せ
神戸芸術工科大学大学院 078-795-7447 金野(こんの)

Body Futuresワークショップの成果、公開講評会!

→50mの広大なスペース!でプレゼンテーションを行います。どなたも聴講できますので、ぜひご参集ください。

日時
2012年12月21日(金)17:00~19:00
会場
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)ギャラリーA
〒651-0082 神戸市中央区小野浜町1-4
http://kiito.jp/
兵庫県神戸市中央区小野浜町1−4
ゲストクリティーク
入江経一(IAMAS)
長澤忠徳(武蔵野美術大学)
田川武弘(アシックススポーツ工学研究所)
聴講
申込不要、参加無料
※講評終了後19:00~懇親会:参加費1,000円