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2012年12月1日「神戸から考える災害とユニバーサルデザイン」

2012年11月10日 芸術工学研究所 プレスリリース

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コア研究「技術の人間化に基づいたサステナブルデザイン」の一環として、
シンポジウムを開催いたします。

「神戸から考える災害とユニバーサルデザイン」

日時:2012年12月1日(土)13:00~17:00

会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) 1階 KIITOホール

    〒651-0082 神戸市中央区小野浜町1-4

講演者:ジュリア・カセム氏(インクルーシブデザイン研究所 代表取締役)

     播磨靖夫氏(財団法人たんぽぽの家 理事長)

     水野祐司氏(神戸市保健福祉局)

     相良二朗氏(神戸芸術工科大学 教授)

参加費:無料

お問い合せ:神戸芸術工科大学 芸術工学研究所

      〒651-2196 神戸市西区学園西町8-1-1

      TEL: 078-794-2112(事業推進課)

      e-mail:kdu-research@kobe-du.ac.jp

概要:
神戸は1995年1月17日に阪神・淡路大震災を経験し、

復興のまちづくりの中でユニバーサルデザインに積極的に取り組んできました。

神戸市はユニバーサルデザインに対して、市民活動を中心とした「こうべUDひろば」の活動や、

こうべだれでもトイレ設置事業者を中心とした「こうべUD都市づくり交流会」の活動を推進しています。

また、長田区では官民が一体となった「長田UD研究会」が活発な活動を実践しています。

東日本大震災の被害者の半数以上は高齢者や障害のある人たちでした。

災害復興においては誰もが等しく参加できる社会づくりが求められます。

持続可能な社会は決して一部の人々のためのものであってはならず、

持続させるに値する社会が構築されなくてはいけません。

誰をも排除することのない包摂するデザインを目指すインクルーシブデザインは、

ユニバーサルデザインと目的を同じくする英国の生まれの考え方です。

世界のさまざまなちいきのさまざまな状態の人々を対象に

インクルーシブデザインを実践されてきたジュリア・カセム氏と

障害のある人たちの生きる場づくりを市民運動として展開してこられた播磨靖夫氏に

基調講演をいただき、官・民・学のそれぞれの立場から

ユニバーサルデザインについて考えてみたいと思います。