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神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019開催のお知らせ(4/26~5/26)

2019年03月12日 ニュース 地域交流・ワークショップ メディア掲載 芸術工学部 社会連携 イベント

Hey!Say!
春の「お大師市」、夏の「盆踊り」、「秋祭り」など…
島であった時代からの伝統を大切に暮らす瀬居町の人々。
[神戸芸術工科大学アートプロジェクト]は
坂出市与島五島の伝統文化から人と人のつながりを考え
瀬居の地からアートで高らかに声を上げます…

瀬戸内国際芸術祭の会場となっている沙弥島と同じく、約半世紀前に番の州臨海工業団地の造成により四国本土と陸続きとなった『瀬居島』の魅力を多くの方に知ってもらうため、瀬戸内国際芸術祭2013、2016に参加した神戸芸術工科大学が、『瀬居島』に舞台を移し、空き家、堤防、ゲートボール場などを利用し、現代美術、絵画、デザイン、建築の分野を超えたアートプロジェクトを展開します。

開催期間・時間

2019年4月26日(金)~5月26日(日)
開館時間:10時から16時半

参加教員と作品紹介

  1. 「しましまのうみ」  中山玲佳 助教(アート・クラフト学科)
    “しましま”とは歴史が連なってできる層また縞柄を意味している。防波堤建設に伴い遮られた、海や浜の風景をそこに暮らす住民と共働で描くことで、失われた景色を取り戻す。
  2. 「先祖宮」  かわいひろゆき 教授(ビジュアルデザイン学科)
    瀬居はお大師さまとともに生きる町。この地特有の盆灯籠に使われる白い蓮花1000個を生活の痕跡が残る古民家にインスタレーションし、過去と現在と未来の生命が出会う静謐な時空間を創出する。
  3. 「千年の星空」  戸矢崎満雄 教授(アート・クラフト学科)
    千年前にもそこにあった‘星空’。千年先もそこにあると願う‘星空’。空き家となった古民家の屋根裏部屋に、数千個の貝ボタンを浮かべ、光を失う暗い空間に‘星屑’が出現する。
  4. 「島影と面影」  尹智博 助教(大学院芸術工学研究科)
    与島五島の「島影」をワイヤーフレームモデルで構築する。そのモデルに光を当てると影によって瀬戸内海で過ごした人々の「面影」が描き出される。島や人々の記憶について思いを馳せる。

  5. 「空と海のゲート」  藤山哲朗 教授(環境デザイン学科)
    使われなくなったゲートボール場に残る選手用ベンチの骨組み。そこに最小限加えられた2枚のプレートが、視覚のゲートとなり港と海の景観を切取る。見過ごされがち景色が、少しだけ意識に留まります。

会場、交通アクセスは下記サイトからご覧ください。
神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019(学部リンク:坂出市)