『IFI インテリアデザイン国際フォーラム 2013』
2013年07月06日 プロダクト・インテリアデザイン学科
IFI( International Federation of Interior Architects/Designers)創立50周年記念事業として『IFI インテリアデザイン国際フォーラム2013』が開催されます。
7月9日(火)~14日(日)に KIITO デザイン・クリエイティブセンター神戸で開催される『JID新・暮らしデザイン展』には、本学からプロダクトデザイン学科『Design Soil』『Hanami』『減災Design』が、展示参加します。最終日7月14日(日)には『デザイン シンポジウム・KOBE』が開催されます。
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『JID新・暮らしデザイン展』
2013年7月9日(火)~14日(日)11:00 ~ 19:00
※14日のみ10:30~
※14日14:00からは有料 -
デザイン シンポジウム・KOBE
2013年7月14日(日)11:00~18:30(10:30開館)
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『JID新・暮らしデザイン展』
- 会場:
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KIITO: デザイン・クリエイティブセンター神戸
〒651-0082 神戸市中央区小野浜町1-4
兵庫県神戸市中央区小野浜町1−4 - 詳細:
Design Soil
Design Soil は教員と学生がチームとして活動するデザインプロジェクト。
毎年新たなテーマを設定し、そのテーマに沿ってメンバーがデザインした作品を国際的な家具見本市で展示し、世界中で高い評価を受けています。
2011 年 Souvenir
流通コストの削減や、コンパクトにパッキングできることは、家具産業にとって新たな可能性を開きます。「梱包状態で飛行機の機内持ち込み手荷物規程サイズに収まる」という条件のもと、組み立てのプロセスにも楽しさや驚き、物語を持った家具を提案しました。
2012 年 epilogue – prologue
多くのものを使い捨てる生活が日常となっている今だからこそ、使い手に愛着を持ってもらい、末永くものを使い続けてもらうことこそが大切であると考えました。捨てられるはずのものに別の役割を与えること、成長や変化に合わせて形や役割を変えることを通して、ひとつの物語の終わりが、次の物語の始まりとなるような提案を行いました。
2013 年 Lagrangian Point
ジョセフ=ルイ・ラグランジュが『三体問題に関するエッセイ』の中で示した、公転する主星と従星の間に存在する、重力場と遠心力が釣り合う点“ラグランジュ・ポイント”。このストーリーを切り口として、重力や平衡のあり方の探求から家具や小物をデザインすることに挑みました。
Hanami
プロダクトデザイン、その外観スタイルにおける地域性とは。またその国際性とは。それらを検証するために、今日にふさわしい花見のプロダクトをデザインしました。このプロジェクトは、フィンランドのアアルト大学との共同研究において行なわれ、2012 年秋、ヘルシンキ、東京、神戸にて巡回展示されました。
減災 Design
自然災害に対して、災害の発生を防ぐことは人間の力では不可能です。避けることのできない自然災害に対して、その被害をできるだけ少なくするための普段からの備えというのが「減災」という考え方です。デザインの視点からこれを捉え、自然災害による被害をできるだけ少なくする建築やモノやシステムの提案を行いました。災害はいつ発生するかわかりません。いわゆる防災用品の多くは、災害の直後には各家庭に備えられますが、時が経つと意識が薄まり、いざ災害が発生したときにはどこにあるかわからなかったり、古くなって使用に耐えなかったりすることも多いようです。
「減災デザイン」は普段の生活で便利に使用しているものが、いざ災害というときに威力を発揮するようにデザインされていることを求めています。神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科では3 年生のユニバーサルデザインⅡにおいて3 年間にわたり取り組み、芸術工学会主催の「減災デザイン・プランニング・コンペ」に応募してきました。ここでは、神戸芸術工科大学の学生作品と「減災デザイン・プランニング・コンペ2013」の優秀作品3 点を展示しています。