蛭田直 准教授が「ADADA+CUMULUS 2025」にてBest Presentation Awardを受賞(生産・工芸デザイン学科)

生産・工芸デザイン学科 蛭田直 准教授(情報科学芸術大学院大学:後期博士課程3年)がADADA+CUMULUS 2025「Best Presentation Award」を受賞しました。
同会議は、アジア地域におけるデジタルアートおよびデザイン研究・教育の発展を目的とした国際的な学術ネットワークであり、今年度は12月1日~3日の間、東京都立大学にて開催されました。

受賞論文タイトル

“A Study on a Full-Scale Mock-Up-Based Design Process for Hat Block Manufacturing:
Redesign of Forged Hat Blocks Using Three-Dimensional Electroforming and Process Improvement
through Early-Stage Full-Scale Mock-Ups”
Sunao Hiruta (Kobe Design University)

研究内容

対象の研究は、帽子成型用金型(ハットブロック)の製造において、従来の鍛金に代わる「立体電鋳技術」の応用と、そのデザインプロセスについて提案するものです。具体的には、デジタルファブリケーションを活用し、設計初期段階で実寸大モックアップを導入する手法を構築しました。これにより、完成形の視覚的・触覚的な検証を早期に行うことが可能となり、製造工程の手戻りを削減し、効率化を実現しました。職人技術や経験とデジタルファブリケーションによるデザインプロセスと金型製造の可能性を実証した実践的研究です。

関連サイト

ADADA+CUMULUS 2025 公式サイト

https://adada.info/2025/index.html#awards

J-STAGE(ジェイ・ステージ)での当該論文詳細

https://www.jstage.jst.go.jp/article/adadapic/2025/0/2025_CT3901/_article/-char/en