ビジュアルデザイン学科/寺門ゼミによるイベントが神戸市内で行われます!
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

イベント概要
【日時】 2025年3月30日(日曜日) 15:00~15:40
【場所】 東急プラザ新長田2F および 東急プラザ前 鉄人広場の一部
【料金】 無料/予約不要(東急プラザ内15:00~15:20予定 鉄人広場15:20~15:40予定)
東急プラザ新長田館内3箇所で同時進行でに展開した3つシーンは、その後、館外の鉄人広場の鉄人足元から白線の格子が地面に記されているゾーンへ演者が次々と集まって来、大団円を迎えます。
その場所は、絵描きたちが行きたいと願う玉ねぎアンデパンダン会場なのでしょうか?
それともそうではないのでしょうか?
絵描きたちは自ら描いた絵を携えて鉄人広場で絵を見せながら行進します。
街頭劇「私を玉ねぎアンデパンダンへ連れてって」
昨今、若い世代では素直に感情表現をすることが憚られ、自分の感情を押し殺してしまう風潮が見られる一方、状況を顧みることなく感情を露わにするはた迷惑な人を見かけることも多くなりました。人が人であることの証でもある感情を、私たちはうまく扱えなくなってきているようです。
物語の主人公は「絵描き」です。絵描きは、そこへ行けば自分の描いた絵が好きになれるという「玉ねぎアンデパンダン」の会場を探しています。アンデパンダンとは、パリや日本でも開催されていた無審査・無賞・自由出品を原則とする美術展です。主人公の他にも、玉ねぎアンデパンダンに参加しようと描いた絵を抱えて街にやってくる若者が大勢います。一方、そんな若い絵描きたちの絵が盗まれる事件が多発しており、盗まれた絵を捜索している女兵士たち、自分の描いた絵が好きになれない画家、人の絵を真似て描かされているアンドロイド、そして玉ねぎアンデパンダンの案内人らしき人物が、あるともないともわからない美術展会場を目指して右往左往しています。
自分の絵を好きになれる場所、それは私たち一人ひとりが自分の個性を肯定し、それを表現しても互いを認め合える、文化的に成熟した社会を象徴しています。新長田の街からそんな願いを発信していきます。
