金箱准教授・永吉助教と女子美術大学の共同研究がアジアデジタルアート大賞展FUKUOKAにて受賞

高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展である「2023 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA」にて、本学金箱准教授・永吉助教と女子美術大学の共同研究「Blooming Boundary」がアジアデジタルアート大賞展FUKUOKA インタラクティブアート部門に入賞しました。

今年度は20の国と地域から705点の作品応募があり、合計55作品の受賞作品が選定されました。来年 3/12(火)~3/17(日)の期間で、福岡市美術館にて受賞作品展が開催される予定です。

「Blooming Boundary」は意識と無意識で生きている自分自身を俯瞰し、見つめなおすための服です。私たちは日常生活を送る中で、無意識に呼吸をしています。呼吸は生命維持の為に不随意に起こる運動ですが、随意に制御することもできる特性を持っています。普段は意識しない呼吸を意識することで生じる脳波の変化を服で可視化することにより、自分自身の無意識と意識の違いを知ることができます。

単位時間あたりの脳波の変化量によって、服に取り付けられたアクチュエータが呼吸をするようにゆっくりと動き出します。絶えず変化する服の姿を通して、服の中身としての自分が意識と無意識の両面を持ちながら、確かに存在することを証明する作品です。

<制作者>
金箱 淳一(神戸芸術工科大学芸術工学部 映像表現学科デジタルクリエーションコース / 准教授)
平島 有紗(女子美術大学アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域 / 助教)
首藤 圭介(女子美術大学アート・デザイン表現学科 メディア表現領域 / 准教授)
永吉 宏行(神戸芸術工科大学芸術工学部 映像表現学科デジタルクリエーションコース / 助教)
山村 美紀(女子美術大学アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域 / 教授)
内山 博子(女子美術大学アート・デザイン表現学科 メディア表現領域 / 教授)

<受賞者一覧>
https://adaa.jp/ja/winners/winners2023.html

<作品紹介映像>

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