NODE. 都市と人をつなげる結節点となる新幹線駅の提案

作品情報

「NODE. 都市と人をつなげる結節点となる新幹線駅の提案」

卒業研究作品 制作

KOBE DU PORTFOLIO

作者情報
建築・環境デザイン学科卒業生 大山 遥

環境デザイン学科卒業(2024年度卒業)。
卒業制作展「神戸芸術工科大学卒展カオス2025」にて、学長賞を受賞。

STORY

制作ストーリー

新幹線は都市の成長のための手段であり、主要都市間の高速移動を目的として開通した。しかし現在日本の総人口は減少しつつあり、都市のあり方は変化している。これからの新幹線駅は人類に対して、どのような豊かさをもたらすことができるのだろうか。計画地を山陽新幹線新神戸駅とし、都市神戸と人が接続するための建築を設計した。

新神戸駅のすぐ南側には六甲山が迫り、駅の真下に生田川が流れる。ホームからは、海の辺りまで見わたすことができる。このような環境にある新幹線駅は他になく、特徴的で魅力ある駅づくりができる可能性があるものの、現状の駅はこれらの豊かな環境との関係は希薄である。要因の一つとして、この場所で新幹線、車、人、水など複数の動線が交差していることが挙げられる。これらの軌道が境界線となり、互いに関係を持つことなく空間の分断を生んでいる。

本来ここは、神戸の都市や人間の歴史の中で重要な記憶と結びつくべき場所であると考える。この場所とそれぞれの軌道の先が関係をもつための要素をプロットし、それらを境界線ごと包み込む建築を考えた。起伏や開口部を用いて風景や、光の通り道を作ることで、すべての領域が「地続きである」ことを体感できる場所になる。

新幹線駅を、都市の境界を生む存在ではなく、都市と人々をつなぐハブとして機能させる。神戸という都市の時間・歴史・風景を編み直し、未来へとつなぐ建築の提案である。