神戸芸術工科大学ファッション科(現:生産・工芸デザイン学科)卒業生の森山かれんさんが、大人に向けた絵本作品『なみだの庭』を出版いたしました。
本作は、森山かれんさんがこれまで取り組んできたドレス表現を「本」というかたちへ広げた初の絵本作品。
是非お手に取ってご覧ください。

『なみだの庭』
刺繍、ドレーピング、墨、花から抽出した染色、オパール加工によって生地を溶かす表現、
ミシン縫製の整然さに対する手縫いの揺らぎなど、ドレスづくりの技法と、その背景にある意味を絵に重ねています。
素材や工法、縫い方から生まれる表情を、登場人物の心の痛みや揺れ動く感情と結びつけることで、絵とドレスの境界をぼかし、絵本の世界と現実とを繋ぐことを試みました。
刺繍や生地、絵、言葉、物語を通して、日々を生きる大人の心にそっと寄り添う一冊として制作。
あらすじ
物語の舞台は、一日の終わりと夢との狭間にある、なみだの庭。
あたりは霧に満たされ、月の光のもと、青い花が揺れる、静かな夜の世界です。
庭の守り手である「花守」、繭にくるまったイモムシ、そして傷ついた角を持つ大きな牛をはじめ、心の傷を抱えた3匹の動物が庭へと迷い込みます。
コメント
自分自身や大切な人へ贈りたい
心に寄り添う作品。
本作では、目まぐるしく移り変わる時代の中で、社会を生きるうちに失ってしまったものや、
周囲との関係性の中で抱える傷、不安、痛みから流れる涙を、「何かを大切にしていた証」として描いています。
忙しい日々の中で、自分の感情を後回しにしてしまう人へ。
立ち止まることや、泣くことさえ難しくなってしまった大人へ。
そして、少し社会で頑張りすぎているのかもしれないと感じる人へ。
自分自身のための一冊として。また、大切な方へ気持ちを届ける贈り物として。
『なみだの庭』は、心にそっと寄り添う「花」のように手渡したい一冊です。







© EMON EDITION / DE BLANKK
書名 なみだの庭
著者 カレン
販売価格 2,420円(税込・送料無料)
製本 ハードカバー
頁数 78頁
サイズ A5サイズ 160mm × 222mm
特典 特別な「栞」付き
公式オンラインストアにて販売
https://karenmoriyama.com/collections/book
ドレス作家・絵本著者 森山 かれん
神戸の芸術大学在学中より、クチュールブランド等でインターンとして学び、卒業後は衣服の縫製・修復会社で経験を積みながら、アーティストやインフルエンサー、個人顧客に向けたドレス制作を自身の手で行う。
2023年、楽天東京ファッションウィーク「Global Fashion Collective」にて、ランウェイ形式でドレス作品を発表。
2024年には、兵庫の伝統産業「播州織」とのコラボレーションを行い、北播磨の巨大な月の情景を再現した空間で、ドレス作品をランウェイ形式で発表。
2025年には、“菊晴れ”の季節に合わせた秋冬コレクションを発表。自身のルーツである兵庫の伝統的工芸品を軸に、アートピース、ドレス、日常着、プロダクトなどを展開。
2026年より、ドレス表現を「本」というかたちへも拡張し、大人に向けた絵本作品の制作を開始。その他、著名IPキャラクター、舞台衣装、ブライダルドレスの制作なども手がけている。