ファッションデザイン学科(現:生産・工芸デザイン学科)卒業生の中川未悠さんが主演女優を務める映画『ブルーボーイ事件』が11月14日(金)に全国公開されます。
監督の強い意向のもと行われた主人公・サチ役のオーディションで、ドキュメンタリー映画『女になる』(2017年/田中幸夫監督)に出演した中川未悠さんが主役に抜擢されました。
演技経験はないものの、自身の経験をもとにサチを体現する姿に監督らが感銘を受けたことが決め手となりました。初めての演技作品となります。
ぜひご覧ください。

映画『ブルーボーイ事件』
【STORY】
1965年の東京。オリンピック景気の中、警察は売春防止のためセックスワーカーを取り締まっていたが、「ブルーボーイ」と呼ばれる性別適合手術を受けたトランスジェンダー女性たちは法の対象外だった。
警察は手術を違法とみなし、執刀医・赤城(山中 崇)を逮捕する。
一方、喫茶店で働くサチ(中川未悠)は幸せな日々を送っていたが、彼女も赤城の患者のひとりだった。弁護士・狩野(錦戸 亮)から証人として出廷を依頼されるが、今の生活を守りたいサチは戸惑う。
そんな中、旧友のアー子(イズミ・セクシー)やメイ(中村 中)が裁判で証言を決意。
裁判では手術の正当性を証明したい狩野は、アー子たちは「性転換症という精神疾患」を抱えた人々であり、手術はその治療の一環であると主張。
その言葉にアー子は猛然と怒り、自分は「女として普通に生きたいだけ」だと声を荒げる。そんなふたりを、傍聴席のサチは不安げに見つめていた――。