本学の松村秀一学長が理事長を務めている、建築や不動産に関わる企業と個人が横断的に集まる一般社団法人HEAD研究会が主催するシンポジウム・シリーズ「AIと私-ドンドン自分でできる時代と産業/専門家」の第1回「ベネチア・ビエンナーレで考えたこと」を本学が後援し、7月16日(水)に東京で行われたシンポジウムに本学の学生約20名がオンラインで参加しました。
このシンポジウムでは、今年のベネチア・ビエンナーレ日本館のキュレーターを務めている建築家で東京芸術大学名誉教授の青木淳さんと、その内容を現地で見てきた居方研究者の鈴木毅さんが、今回のベネチアの展示に関連して考えたAIと建築、AIとひとの関係に触れながら、日本館の展示のコンセプトについてそれぞれに講演した後、松村学長が2人に質問をしながら議論を深めていきました。
第2回は、建築情報学会長で東京大学特任教授の池田靖史さんを初め、建築分野でのAIやBIMの活用に関する専門家をお招きし、再び松村学長がオーガナイズする形で10月27日(月)に開催する予定です。




AIと私-ドンドン自分でできる時代と産業/専門家-」第1回 “ベネチア・ビエンナーレで考えたこと”
建築業界でもDX化がますます進むなかで、AI技術の成長は凄まじいです。建築に対する種々の要求条件を伝えれば、それに応じて設計も見積・積算も図面作成もBIMも何でもAIが自動でやってくれる時代がそこまで来ました。発注者と十分に学習したAIがいれば「後はお任せね」という時代が現実のものになる時、
AIが建築をどう変えるのか。
建築家の仕事はどう進化するのか。
テクノロジーの進化が止まらない今、私たちはどんな価値を提供、産業や専門家はどう振る舞うことになるのだろうか。
本シリーズイベントでは、AI時代の建築設計の可能性と、建築家・専門家だからこそ担える役割について4回に渡り多くの方々と議論していきます。
今回は、青木淳氏をお迎えして、ベネチア・ビエンナーレ2025建築展のテーマ「中立点 ー 生成AIと未来」を中心にAIと人間の創造性の関係について議論します。
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主催:一般社団法人HEAD研究会
後援:神戸芸術工科大学