石井岳龍監督作「自分革命映画闘争」がイギリス「ロンドン国際ファンタスティック映画祭」で長編コンペティション作品として上映され、映画祭の授賞式では、同作品で撮影・照明・VFX・編集を担当したメディア芸術学科の武田 峻彦助教が最優秀撮影監督賞を受賞しました。
審査員は、革新的な技術と実験的な芸術性を評価し、この映画が知的に刺激的で感情を揺さぶるデジタルの世界に観客を引き込む力を称賛しました。
武田助教コメント
神戸芸術工科大学が舞台となり、私が撮影などを担当した石井岳龍監督の『自分革命映画闘争』がロンドン国際ファンタスティック映画祭でワールドプレミアを迎え、光栄なことに映画祭の最後に最優秀撮影監督賞を受賞したことが発表されました。まさか受賞者として選ばれるとは思っておらず、本当に驚きましたが、とても嬉しく思っています。
映画情報
あらすじ
神戸芸工大映画コース教授でありながら、自らの思想「自分革命映画闘争ワーク」の実践に駆られ狂的状態に陥り、突然失踪してしまう石井岳龍。彼が残した「個の想像力や認識の拡張、意志の強化を目指す内意識革命の為のワークテキスト」の扱いに、大学同僚の武田助教、助手谷本は困惑。葛藤後、任意の学生とワークの実践を試みる選択をし、同時に武田は失踪した石井の影を追い、やがてそれは謎の洞窟探検にまで至ることになる。学生たちはそれぞれが選択したテキストの実践をすることによって、まるで映画の中のような拡大した想像力と意識拡張の迷宮世界に迷いこむのだが…。
製作年:2023年
製作国:日本
配給:ブライトホース・フィルム
初公開日:2023年3月25日
上映時間:165分
製作会社:石井岳龍
公式サイト
https://jibunkakumei.brighthorse-film.com/