生産・工芸デザイン学科 金箱准教授の作品がD-LIFEPLACE 札幌 (北海道)で展示されています

生産・工芸デザイン学科 プロダクトデザインコースでは、プロダクトに触れた時の振る舞い(インタラクション)も焦点に入れて教育・研究活動を行っています。この度、金箱准教授がファッションデザイナーの石上理彩子さん(moil)と制作したファッションテック作品「楽器を纏(まと)う」が北海道 D-LIFEPLACE 札幌 で開催中の企画展「Super Welfare Fashion Expo2024」で展示されています。

作品紹介

テキスタイルが持つ物質の魅力とデジタル技術を融合して「楽器」をテーマにテキスタイルを再考するプロジェクトです。衣服に楽器の機能をもたせることにより、人間と楽器との距離を「限りなく0」に。人と楽器との距離を近づけることで、演奏行為をより身近なものにすることを目標にしています。服のデザインと楽器の機能を相互に考えながら、実用性の高い楽器の制作を目指しています。
この取り組みは金箱准教授が進めている、さまざまな身体特性に合った楽器のあり方や演奏方法を提案する「共遊楽器」プロジェクトの一環として実施されました。本作品を元に、金箱准教授と石上さんは東京2020パラリンピック閉会式の演出協力を行なっています。また、本作品は「平成28年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」の助成を受けて制作されました。

「楽器を纏う」

素材:布, 導電インク, タッチセンサー, Arduino互換機, PC
制作:金箱淳一+石上理彩子(moil)
制作年:2017年
撮影:Kyohei Matsuda

作品紹介映像
展覧会情報

Super Welfare Fashion Expo 2024

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