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生産・工芸デザイン学科 金箱准教授の作品4点が小海町高原美術館(長野県)で展示されています

2024年05月20日 生産・工芸デザイン学科 ニュース 成果・実績 芸術工学部

生産・工芸デザイン学科 プロダクトデザインコースでは、プロダクトに触れた時の振る舞い(インタラクション)を伴う制作も焦点に入れて教育・研究活動を行っています。この度、金箱准教授が制作したインタラクティブアート4点が長野県 小海町高原美術館で開催中の企画展「あわい 対話でつなぐメディア・アート」で展示されています。

【展覧会案内】
コンピューターや電子機器などの新しいテクノロジーを利用したアート、メディア・アートの展覧会を、長野県出身の研究者でアーティストの金箱淳一と馬場哲晃を中心に、金箱の所属する制作ユニットenv.とそのメンバーである原田智弘の出品により、初めて開催します。メディア・アートは、テクノロジーの進歩と社会の変化とともに変容してきました。アートに鑑賞者が関わり変化が生まれるインタラクション(相互作用)もその特性のひとつで、センサーで鑑賞者の動きを感知して変化する作品や、作品を介して鑑賞者同士が対話を行う作品などがあります。本展では、金箱と馬場の作品に共通する音楽に着目し、見えないけれど確かに音が存在している楽器と人が交わった空間すなわち「あわい」をテーマに取り上げます。そこには、人と人、人とモノ、自然と人工物、生と死、展覧会における作品制作者と鑑賞者、展示空間のような非日常と日常などさまざまな「あわい」が想起されます。作品との対話、作品を介した鑑賞者同士の対話でつながるメディア・アートの体験は、現代のあいまいで不確実な「あわい」から、その先にある生きることとは何かを考えるきっかけとなるでしょう。


「the blink stone」
制作:金箱淳一+首藤圭介
制作年:2013年(2024年再制作)
撮影:Fumihiko Oki


「Blooming Speaker」
制作:env.(金箱 淳一+原田 智弘+中村 開)
制作年:2024年
撮影:Fumihiko Oki


「Touch the sound picnic」
制作:金箱 淳一
制作年:2017年(2024年再制作)
撮影:Fumihiko Oki


「24億分の1」(部分)
制作:金箱 淳一
制作年:2010年(2024年再制作)
撮影:Fumihiko Oki

あわい 対話でつなぐメディア・アート

◆会場/小海町高原美術館
◆会期/2024年4月6日(土)~ 2024年6月2日(日)
◆休館日/毎週火曜日(4月30日は開館)
◆開館時間/9:00~17:00(展示室入場は 16:30 まで)
◆展覧会特設サイト:小海町高原美術館