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卒業生参加作品「自分革命映画闘争」関西上映および舞台挨拶のお知らせ(9/23・24)

2023年09月22日 メディア芸術学科 卒業生情報 ニュース メディア掲載 映像表現学科 学生活動 成果・実績 芸術工学部

今年3月に元町映画館および渋谷ユーロスペースで先行公開された石井岳龍監督の最新作「自分革命映画闘争」の関西上映が行われます。本作は映像表現学科映画コースが制作に携わり、9月23日(土) 京都みなみ会館、9月24日(日)シネ・ヌーヴォに、石井監督と出演・スタッフを兼ねた卒業生と本学教員による舞台挨拶が決定しました。是非足を運んでいただけると幸いです。



舞台挨拶情報

9月23日(土) 京都みなみ会館
9月23日(土)15:45スタート〜9月末日まで連日上映
・15:35の回上映後、石井岳龍監督、谷本佳菜子さん(美術、元実習助手、出演)
https://kyoto-minamikaikan.jp/

9月24日(日)シネ・ヌーヴォ
9月24日(日)シネ・ヌーヴォ 特別先行上映! 14:00スタート
・特別先行上映『自分革命映画闘争』舞台挨拶のお知らせ
14:00の回上映後、石井岳龍監督、佐々木姫菜(出演)、上島瑛人(出演・助監督)、武田峻彦(撮影・編集他・本学助教・出演)
・石井聰亙監督作品特集上映+本上映9月30日(土)より開催
http://www.cinenouveau.com/

「自分革命映画闘争」作品紹介

石井岳龍がのぞきこむ映画の深淵 映画の内宇宙(インナートリップ)の彼方へ
自分革命映画闘争
『パンク侍、切られて候』(2018年)以来、5年ぶりとなる石井岳龍監督最新作
映画創作研究活動の集大成にして原点たるハードコア精神に立ち返った石井岳龍最大の問題作にして意欲作が遂にベールを脱ぐ!

今、改めて「映画って何だろう?」「映画館って何だろう?」と不思議に感じます。『自分革命映画闘争』は映画館で映画を体験する面白さ、マジックを描く映画です。映画は、鑑賞体験も含めて関わる全員で創り上げるものだと、私は信じています。
石井岳龍

MAD教授が仕掛ける映画の迷宮-

ISHII映画の到達点たる2時間45分のインナートリップ!
『パンク侍、切られて候』(2018年)以来、5年ぶりとなる石井岳龍監督最新作が遂に劇場公開。2006年より神戸芸術工科大学教授に着任して以降、17年間に至る映画創作研究活動の集大成にして原点たるハードコア精神に立ち返った石井岳龍最大の問題作にして意欲作が遂にベールを脱ぐ!
冒頭から突然の失踪!強烈な印象を残す「石井岳龍教授」を監督本人が演じ、さらに制作スタッフ全員がカメラの前に立ち、フィクションとドキュメントがせめぎ合ってゆきながら、映画を学び、作り上げていく混濁したプロセスそのものを、石井岳龍の脳内電気信号純度100%で出力した!40数年の監督史において常に表現のフロンティアを切り開いてきた石井岳龍による厳格な実験精神と秘めた獰猛さが結実したISHII映画の到達点たる2時間45分のインナートリップ!
この度、解禁した予告編は、「石井岳龍教授」の姿はもちろんのこと、「自分革命闘争ワーク」なる謎のテロップ、漫画イラスト、ガスマスクの集団などが矢継ぎ早にあらわれ、あらゆる映像技法を駆使した本編映像の一部を垣間見ることができる。まったく予測不能な展開に期待は膨らむばかりだ。今なおハードコアに映画を突き進む石井岳龍の神髄を是非、劇場で体感して欲しい。

『自分革命映画闘争』
2023年/日本/165分/1.85:1/カラー/5.1ch ©︎ISHII GAKURYU
製作:石井岳龍 KDUF 監督・脚本:石井岳龍 撮影・照明・編集・VFX:武田峻彦 音楽・音響スーパーバイザー:勝本道哲 美術:谷本佳菜子 録音・音響編集:折野正樹 助監督・劇中デザイン:向田優 出演:神戸芸術工科大学・映画コース関係者有志
配給・宣伝:ブライトホース・フィルム 配給協力:杉原永純 宣伝ヴィジュアル・デザイン:加藤秀幸、柴田リオ(グラインドハウス)
https://jibunkakumei.brighthorse-film.com/

ストーリー
神戸芸工大映画コース教授でありながら、自らの思想「自分革命映画闘争ワーク」の実践に駆られ狂的状態に陥り、突然失踪してしまう石井岳龍。彼が残した「個の想像力や認識の拡張、意志の強化を目指す内意識革命の為のワークテキスト」の扱いに、大学同僚の武田助教、助手谷本は困惑。葛藤後、任意の学生とワークの実践を試みる選択をし、同時に武田は失踪した石井の影を追い、やがてそれは謎の洞窟探検にまで至ることになる。学生たちはそれぞれが選択したテキストの実践をすることによって、まるで映画の中のような拡大した想像力と意識拡張の迷宮世界に迷いこむのだが…。