Logbook:Yoshiaki Hanada
2004年5月

花田の大学での暮らし、設計活動、日々の思いを記録します。
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2004-5月12日(水)

 ちょうど1週間ぶりです。まとめてメモ。
 今日は、建築学会の某委員会で日帰り東京出張。『文章読本』と『満洲鉄道 まぼろし旅行』が旅
のおとも。
 ちょっと病み上がり状態なので、そそくさと東京を後にする。

 先に最近のお知らせごとをいくつか。

芸工大のホームページに「神戸芸術工科大学は変わります!」というコーナーが登場しました。まだあまり具体的なことは書かれていませんが、危機感と希望とを持って、いろんなことに挑戦しようとしています。ぜひ関心をもっていただき応援もしていただければというお願いです。

●花田研の卒業生たちが、東京で設計事務所を開設しました。僕の研究室としては3期生になりますが、今津修平君と梶川浩助君、梶川君は修士までいました。そこに、今津君のいた事務所の先輩・添田直輝氏が代表として加わり、3人で「一級建築士事務所 AE」を始めたとの連絡がきました。期待しています!


●建築学会四国支部の委員会で日土小学校のことを考えていますが、その昨年度の活動等をまとめた冊子ができあがりました。専門的な話から、日土小の子供たちによる校舎の模型づくりまで、いろんな話題で満載。僕は「日土小学校と松村正恒に関する評価の変遷について」という文章を書きました。


『木霊の学校 日土小』(日本建築学会四国市部学校建築探究団と区別委員会編 A4/63頁)


●この春花田研を卒業したU嬢、「とりあえず東京行きます」と言ってほんとに東京へ行き、どうなるかなあと心配だったのですが、編集事務所アイシオールでアルバイト決定 。よかったよかった。やさしいお姉さまがたにたっぷりかわいがってもらってください。

●花田研のホームページで「メイのアメリカ日記」を連載してくれている、花田研OG・蓑原明さん(2002年3月卒、今年の秋からUC Berkely のランドスケープの大学院に入学予定)が、5月27日、芸工大に遊びにきます。花田研は10時半からゼミなので、それには顔を出してもらう予定。半日くらい大学にいると思うので、留学とか考えている人、いろいろ教えてもらうといいよ。

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 連休はとくに大きな出来事はく、5日(水)には姫路の書写山円教寺(←けっこう派手なホームページだ)へ行ってきた。ラストサムライの舞台ですね。べつにサムライグッズなんかは売ってなくて、安心。途中の茶店の筍御飯がとてもおいしかった。

 ・6日(木):実習と委員会
 ・7日(金):夕方ゼミ
 ・8日(土):某原稿の校正と某大学で担当する設計課題づくり
・・・と書いてはいますが、実はここしばらくの一番の仕事は、学科のパンフレットづくりの追い込みだったのです。
 大学案内以外に、学科の魅力を受験生に伝える独自のパンフレットの必要性を入試・広報委員として強く訴え、すると足抜け出きるはずもなく、院生のA嬢の協力を得て、K先生と助手のUさんたちとですったもんだやってきたわけでした。その結果、とても素人作業とは思えない出来映えのパンフレットができ、昨日入稿、6月初めに完成の予定という運びになりました。
 高校生諸君!これを見たら、ぜったい建築や環境のデザインやりたくなるにきまってるからね。
 院生A嬢は、いい勉強になったと思う。最後まで細かくデザインをチェックする、ということのたいへんさを十二分に経験できたのではないでしょうか(こき使っておいて、教師風の勝手な感想です)。打ち上げやろうね。

 ・9日(日):山隈君と設計中の住宅、住み手と工事額について最後の打ち合わせ。細かい調整を了解していただき、お金が決まった。よかったよかった。 6月中旬から、いよいよ着工です。花田研を昨春卒業したB嬢が担当。いい勉強をしています。そのあと、別の住み手が購入を迷っている近くの土地を見学。なかなか難しい土地だ。さてどうなるか。
 ・10(月):非常勤校で設計のエスキス。
 ・11(火):2年生の実習、ミニ講評会と次のステップの説明。面白くなってきた人と、辛くなってきた人と、両方いるだろうけど、どっちも頑張れ!

2004-5月4日(火)

 雨。にもかかわらず、子供たちと妻は住吉神社のお祭りにでかけた。ひとり家に残り、お仕事。このところの不調をやっと脱した感。学科案内用の原稿と、某企画の初稿の直し完了。夕方、気分転換に本屋へ。中条省平の『文章読本』。ところで中公文庫には4冊の『文章読本』がはいってるんですね。谷崎潤一郎、丸谷才一、三島由紀夫、そしてこの中条版。建築設計読本ていうとどうなるだろう。名文の書き方ならぬ名建築の作り方。ちなみに中条版の副題は「文豪に学ぶテクニック講座」だ。建築版はどうなるだろう。

 ところで、日土のホームページですが、掲示板ができ、4Hクラブとリンクし、句会ライブイベントの様子が紹介され、どんどん進化しています。どうかご贔屓に。

2004-5月3日(月)

 家庭の事情により子守り。住吉川まで3人で歩いていく。たいへんな人出で、あちこちでバーベキューをやっている。こちらは足を拭くタオルを1本もってきただけ。僕は川岸で「無能の人」状態。子供たちは川の中にはいったり土手を走り回ったり。あの元気はうらやましいなあ。帰りはバスを待っていたら妻の実家の車に拾われた。越前屋俵太の「達者でござる」のDVDを鑑賞。

2004-5月2日(日)

 「積層の家」再訪。今回は家族連れ。しかも建築マニア・H大学S先生の御一家もいっしょに。いずれも小さな子連れなのでちょっと落ち着かない感じはあったけれど、両家の全員が大谷ワールドを堪能しました。子供もけっこう感激してた。途中でクロスする階段が面白いらしく、何度も上がったり降りたりを繰り返す。僕は2回目なのでまだ冷静に見られたが、S先生は興奮したことだろう。改めて、考え抜かれた精密機械のような構成に感激。ワンルームの空間構成とか何とか、そういう計画的な視点からは語りきれない仕事である。お昼は3家族で近くの中華料理屋「老房」へ。とてもおいしかった。家から歩いて数分の所にこんなお店。まさに都市生活の楽しさである。子連れなので大谷さんの設計思想について詳しく聞く余裕がなく、いずれまたゆっくりお話ししたいと強く思った。世の中の表層的な動きから離れ、深く考え抜くということの重要さをがつーんと教えてくれる強烈な建築だ。

2004-5月1日(土)

 大学で広報関係の打ち合わせ。家内工業だ。