研究室の活動について(花田)

当研究室では、建築の設計を支える理論について、さまざまな視点から自由に議論や研究をおこない、さらにその有効性を、設計の実践や批評活動において確認していく作業 をおこないたいと思っています。さしあたり僕自身の現在の主な関心は以下の通りで、こういった分野をひとつの軸にして、卒業論文や修士論文、卒業制作や修士制作がつくられてきました。同じような興味をもつひと、そして、何より建築や都市についての観察と雑談に無上の喜びを感じるひとたちとの、さらなる接点が生まれることを期待しています。

○ 日本のモダンアーキテクチャー研究とくに、1940年代から60年代にかけての公共建築や住宅を再検討するなかから、近代そして近代建築の意味を捉え直したい。

○ 現代建築および建築理論に対する批評と考察 言語とかたちとの関係について、きちんとした論理で考察する。プログラム論、ビルディングタイプ論、メディアとしての建築雑誌分析、建築写真論、建築批評の批評など 。

○ 建築や都市空間の公共性についての研究。たとえば、僕らがタダで、あるいは怒られずに入っていける空間は都市のなかにどう分布しているか。それを支える仕組とは何か。「使いで」や「使いがい」のある建築や 都市とは何か。つまりは、建築や都市のインターフェース論。

○ 都市居住における個人の生活行動空間の研究。団地やニュータウンと呼ばれる場所での生活像は、どう描かれ、どう変化してきたか 。コンビニの果たす役割とは何か。僕らはまちをどう使っているか。生活とは何か。