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特派員だより2015

三木市で教授や一般の方々と町歩き!

Update: 2015/06/28 @1年生特派員(

こんにちは、もっちゃんです。だいぶ暑くなってきましたね。神戸でむかえる最初の夏は厳しくなりそうです(笑)

そんな私ですが、6月27日に三木市の町を山ノ内教授や一般の方々(職人らしき方も居ますが)、そして学科の仲間2人と一緒に見て回りました。

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この町歩きは正式名称を「ヘリテージマネージャー大会」といい、今回が第13回目の開催となっています。

また、この会に環境デザインの3、4回生の先輩達が町歩きの案内役として参加してします。

そして一枚目の写真は、町歩きで最初に訪れた「旧玉置家住宅」という建物です。下の写真は中にある庭園です。

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参加者のある程度は建築に理解のある方なので、住宅に入るなり思い思いに見て回ったり、案内役の人に積極的に質問を投げかけたりしている姿が多く見えたのが印象に残りました。

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左の写真は住宅内にある井戸を撮影したものです。写真では分からないと思いますが、奥には水がまだ残っており、水面らしきものの上に光の反射が見えます。

参加者の方の職人さんによると、井戸の深さは1500センチメートル程ではないかとの事です。見て数秒で答えたので、私は驚きました。

そして右の写真は、住宅の廊下に雨や台風によって出来た跡です。

これまた参加者の方の説明によると、このような跡は「人が住んでない証」だそうです。

窓ガラスが雨風によって壊れてしまい、そこから雨が入って床をダメにしていくー。旧玉置家住宅には保存会こそあるものの、住んでいる人は居ません。

人が住んでいた時は雨は跡ができる前に拭かれていたはずです。どんなに立派にこしらえようとも住宅というものは人が住み、使って初めて「住宅」なのかなと思いました。

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旧玉置家住宅の見学後は地元の商店街を抜けて、右の写真の「三木市立金物資料館」で三木の金物の歴史を学びました。

三木市は「日本で最初の金物の町」といわれるほどの伝統があるそうです。

この資料館、もともと三木城という城の本丸があった位置に建てられています。一国一城例によって無くなってしまいましたが。

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三木城は江戸幕府による一国一城例によって無くなってしまいましたが、城下町は今も生きています。

上の写真のナメラ商店街はもともとは三木城の城下町の商店街としてできたものであり、城が無くなった今もこうして続いています。写真の坂を上ると資料館に続いています。

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その後は湯の山街道という、三木の伝統的な町屋が立ち並ぶ通りを歩きました。右の写真は三木の町屋の特徴的な格子です。

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途中、地元の地酒メーカー「葵鶴」からの差し入れがありました。私はまだ飲めませんが大人の皆さんは喜んで飲んでいました。

また、この街道には伝統的な町屋がある通りなのですが、その中で変な建物もいくつかありました。

その一端をご紹介します!

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ドン!まずはこちらです!正面からの写真がなくて申し訳ないです。この建物、正面だけ飛び出ています。

更に驚くのは裏から見たです。右の写真が裏から正面の飛び出た部分を撮影したものですが、なんとハリボテ式の正面なのです。窓ガラスが一つ嵌っているだけなのです!

初見のもっちゃん:狭い空間を作ったなぁ...→裏から見る→何もない→!?

この建物、ポストに物が入っていたり、換気扇が回っていたので人は住んでいるようです。

正面の造りは見栄のためとしか私は思えませんが、家主に何でこのようにしたのか聞いてみたいと思う建物でした。

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もうひとうご紹介。この城モチーフの建物、分かりにくいかも知れませんがマンションなんですね。その証拠にキチンとポストと番号分けされた駐車所があります。「入居者募集!」の広告も。

しかもこれだけではなく、同じように城モチーフのマンションが他に2件はありました。その一つで撮影したマンションの内側が右の写真です。

...思いっきり普通のマンションの入口です(笑)「ガワ」だけ城なんですね。もしかしたら内装になにかあるのかもしれませんが...

私は城は好きですが、これは何か違いますね~。

この湯の山街道を通って帰ってきたところで2時間ほどの町歩きは終わりました。

その後、町歩きの中で仲良くなった北神急行電鉄の社員さんのお誘いで、先ほど紹介したナメラ商店街にある地元のカフェ「なめらかフェ」という所に行きました。

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この「なめらかフェ」入った後に教えてもらったのですが、ほぼボランティアでやっているカフェなのです。

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特派員ということを話すと、嬉しいことに中を見せてもらえました。左の写真のオレンジ色の頭巾の女性は初の麺うち中でした。

右のうどん&おにぎりセットは420円。ボランティアと侮るなかれ、味もボリュームもしっかり満足できました。

ボランティア主体のため、営業日は土曜日だけ、午前10時から午後の3時までです。

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食事だけでなく、私、一緒にきた学科の二人、北神電鉄の方、カフェの店長と三木や今日の町歩きの感想、このカフェのことなどを互いに話し合いました。

カフェの店長はこう話してくれました「定年までにいろんな事してきた人が集まり、いろんな事ができる」と。

ナメラ商店街は昔は非常に栄えていたが、今では寂れている。そんな現状を少しでも良くしたい、と。

その思いに突き動かされたのか、若いボランティアも数名いました。上の写真はレジを打つ若者をサポートするベテランです。

また、誘ってくれた北神急行電鉄の方にご飯代をご馳走になりました(私たち三人が払おうとすると「もう代金は貰ってるよ、電鉄の方から」と言われたのです!かっこ良すぎる...本当にありがとうございました!)

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今回は「三木市の町歩き」ということで建物を見学しに参加した訳ですが、結果的に町を愛する人の存在を感じるものとなりました。

建物について教えてくれた他の参加者の方、お酒の差し入れ、なめらかフェ、北神急行電鉄の社員さん...

一緒に来た学科の仲間の一人である三木市在住の人も、今回の町歩きでより三木を好きになったようでした。

建物はもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは町の事を思い、支えよう、良くしようとする住人たちなんだと私は考えます。建物は彼らが愛するに値するべきものである必要があるのでしょう。

これで今回の記事は終わりです。最後まで見てくれた方、ありがとうございました!

 

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