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特派員だより(2012年度以前)

吉良森子 インタヴュー その2

Update: 2010/05/10 @3年生特派員(まっつん 山神)

5月7日に吉良森子客員教授の講義行われました。
その後吉良先生と旦那さんであるフィリックス・クラウスさんにワインパーティの際にインタヴューを行いました。

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(特派員:特、吉良:吉)

特:日本とオランダの都市のスケールの大きさの違い、建物のボリュームの大きさの違いは感じますか?

吉:まず日本とオランダの違いは、日本では4方向に視線が抜けるように隣地境界線に対してセットバックされているけど、オランダは建物が隣接しており2方向にしか視線が抜けないことです。また、身体的なスケールの違いもすごくあって、オランダでは、壁の厚さが36センチもあってすごく厚い。壁面だけではその厚さはあまり感じないのだけれども、開口部から見える厚みはすごく感じられる。トイレのドアの規格もオランダでは90センチ以上なければだめだが日本ではもう少し小さく扱える。こういった寸法の違いが身体に影響を与え、日本では建物との距離が近く感じ、包まれているような温かさが感じられるんだよね。

特:そのスケール感の違いですが、日本とオランダどちらのスケールのほうが快適なのでしょうか?

吉:それは、生活環境によってかわると思います。オランダでは仕事をしていることが多いため、大きな空間のほうが快適に感じられ、オランダのスケールのほうが快適に感じます。
日本では、休暇をとっているようなときが多く、日本の包まれるようなスケールのほうが落ち着きを感じますね。また日本では、そのスケールの小ささから建物に対して繊細になり、壁にぶつからないように歩いたりと用心深くなります。日本の靴を脱いで生活するという習慣は、日本の建物のスケールならではの文化なのでしょうね。

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特:神戸の印象はどうですか?

吉:すごく都市と山との境界が強く、都市から急に山になるところがすごくおもしろいと感じました。ステータスのある大きな港街でランドスケープに迫られている感じなのですが、山に負けることなく都市がうまい具合に共存していると感じました。


特:日本の土地は自然などの要素によって土地のヒエラルキーがある。平坦なアムステルダムのような土地には、どういった基準(手掛かり)があるのですか。

吉:オランダの場合都市のヒエラルキーは都市のもつステータスによって定められています。モダニズム建築のエリアは低く、ベルラーヘが計画した都市、運河沿いの都市は高くなっています。モダニズムエリアのほうは都市の生活の糧としての建築が考えられていないので住みにくいんですね。


特:最後になりますが、学生に建築を学ぶ上でこれだけは大切だということがあれば教えてください

吉:そうですね。なんにでも疑問を持つということです。この建物がいいと感じたらなぜそれがいいのかちゃんと考えること。そうやって日ごろから様々なことについて考えることが大切で、それを繰り返すことで力になっていくと思います。

特:どうもありがとうございました。また、次回の講義を大変楽しみにしています。


次にクラウスさんのインタビューです。

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(特派員:特、クラウス:ク)

特:始めまして、よろしくお願いします。さっそく質問させていただきます。日本のイメージはどうですか?

ク:日本の街も歴史を感じるのですが、ヨーロッパの街のほうが歴史を感じますね。日本の街は時一刻と変化していくので、そこに歴史を感じるのですがヨーロッパの街は昔からのままなのでそこに違いが感じましたね。


特:神戸の印象はどうでしたか?
ク:すごく自然との距離が近い街だと感じました。海、街、山と連続してつながっていて魅力的だと感じました。オランダの街には植えられた人工的な緑しかなくて自然と都市の関係がすばらしく羨ましく感じましたね。
  

特:クラウスさんはアーバンデザインをなされていると先ほどの講義でも伺ったのですが、これからの都市の課題はなんだと感じますか?

ク:日本は人口が減少しており、高齢化が進んでいます。ヨーロッパ全体も同じように人口が減少し、移民によって支えられています。なので、これからの都市に成長はないと感じこのまま持続させることが大事だと感じます。なので建築家は不要かも知れないですね。


特:建築家不要論ですか・・・最近考えさせられます。ところで日本の学生の印象はどうですか?

ク:日本の学生はなによりも言葉が喋れない。国際化が進むなかでこれは危険なことだと感じます。韓国にいけばみんな英語が喋れます。コミニケーションがとれない。これは大変なことです。
(自分は英語が喋れないのですごく痛感しました。)


特:最後に奥さんである吉良さんの建築はどう思いますか?
ク:ノーコメントで。(笑)私自身は時代の流れには興味があるのですが、建築家自身にあまり興味がないのです。だからあまり感動した建築というものはないんですね。しかし、建築はすべてのことに共通するので、服装であり風景であり、なんにでも興味を示すことは大切です。そしてたくさんのことを学びそのなかでひとつだけ優れたものを身につけることが大切なのです。君たちも頑張ってくださいね。そして君は(自分)英語を勉強するように!

特:どうもありがとうございました。頑張って英語勉強します。(今回のインタヴューで自分の英語力のなさにへこみました。でも、リスニングはできたので少し勉強してみようと思います)

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まもなく吉良さんのブログが本学科サイトにオープンする予定です!
お楽しみに!

 

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