Logbook:Yoshiaki Hanada
2005年11月

花田の大学での暮らし、設計活動、日々の思いを記録します。
御意見、御感想等ありましたらこちらまで。研究室TOPはこちら

12月10日(土)、日土小学校の保存を考えるシンポジウムを地元・八幡浜でおこないます。

可能な方は参加を!無理な方は宣伝を!ジャーナリズムの方は取材とレポートの掲載を!

詳しくはここ

2005年-11月30日(水)

 午前中、大学院の作品発表会"INVERSION"へ。王子公園の原田の森ギャラリーで開催中です。
 大学へ。大学の新聞"KDUi"に前川展の模型制作の様子が載ることになり、メンバーの集合写真を撮る。そのあとは夕方まで、同僚と、ある建築辞典のための単語の拾い出し作業。出版社へメールで送る。「設計」に関係する言葉選びという担当。案外、難しい。

 紀伊國屋書店の模型、いよいよラストスパート状態です。すごい迫力!見応え十分!!個々に作っていた家具や書棚、トラスや外壁が固定され始めました。小部屋の中は二度とさわれなくなります。細かく作ってあるので、必ず窓から覗いてくださいね。

  左/後ろから 右/正面側の店舗2階と屋根裏のトラス

  左/2階奥の事務ゾーン 右/作業の様子

2005年-11月29日(火)

 3年生のエスキース、会議、前川展模型。

2005年-11月28日(月)

 日土シンポ関連のメールのやりとり。地元は準備に追われている。一番参加してほしい方々についてのいろんな情報が入ってくる。行政も、学校関係者も、PTAも、みなさん参加してくださいね。まずは「勉強」してくださいね。大人がが勉強しないで、子供たちに勉強しろとは言えませんよ。

 今回のシンポに合わせて、DOCOMOMO Japanから世界のDOCOMOMO支部へ支援メッセージの依頼をした。現在のところ、オランダ、イスラエル、ブルガリア、トルコの支部からメッセージが届いている。いずれも翻訳し、当日紹介する予定です。顔ぶれが興味深いですね。日土小学校の何かがこういった国の方に訴えるものがあったのでしょうか。

2005年-11月27日(日)

 大学へ。模型づくり。日曜は教員が行かないとラボを開けてもらえない。僕は昨夜の原稿の続き。完成。日土シンポ関係のメールのやりとり。

2005年-11月26日(土)

 芸工大主催のシンポジウムへ。夜は大学の新聞の原稿。忘れてた。前川展の模型づくりの紹介です。

2005年-11月25日(金)

 非常勤校でエスキース。案外、というか、恐ろしいほど、というか、とにかく建築家や建物の名前を学生諸君が知らないので、つい豆知識提供授業になる。見ていると、乾いたスポンジに水を吸わせたみたいに染み込んでいくのがわかる。数時間喋り続け、スケッチの描き続けでふらふら。

2005年-11月24日(木)

 午後は3年生のエスキース。終了後、学科での打ち合わせ中に学内の某委員会から呼び出し。完全に忘れていた。こういうことをするようではかなり危険信号だと自覚。遅くなる。

2005年-11月23日(水)

 大学へ。祝日なので僕が行かないとラボを開けてもらえない。ゼミ生が模型づくりに来てくれる。僕は卒論の査読や雑用あれこれ。

 模型は日ごとに迫力が増している。実にかっこいい。この高揚感は20分の1の模型独特のものだと思う。一種の麻薬みたいなものですね。

 今日の出来事。2階の床はフローリングなのですが、それは薄いバルサを貼って作ると聞いていた僕は、とうぜんカッター等で浅く切り込みを入れ目地を表現するとばかり思っていました。日土小学校もそうしました。ところが今日行ってみると、なんと1枚1枚、貼ってあるんですね!本物の幅10センチとして、模型では5ミリ。ぱっと見たときはちょっとやり過ぎかなと思ったのですが、バルサ製の家具を並べてみると違和感が消える。むしろ迫力増進になり、しかも戦後直後感のようなものが出たような気がします。お楽しみに。

 
 

2005年-11月22日(火)

 東京。

2005年-11月21日(月)

 大学へ。いろいろな雑用を済ます。

 模型はだいぶ進んできた。この写真だと、15日のファサードの写真は何だったのとお感じでしょうが、あのうしろの真実はこうだったのです(笑)。でもきっと大丈夫。トラスや家具や、ここに写ってないいろんな部品はできています。あとは2階の床、吹き抜け周りの手摺、屋根、だ。2年生も明日が課題の提出だし。きっと戻ってきてくれる(笑)。今日はカタログ用に書いた文章のゲラも届いた。300ページほどの立派なものになるらしい。

 

 本のこと全然書いていませんが、最近買ったものから1冊紹介。『魔法の発音 カタカナ英語』(池谷裕二、講談社)。去年の今頃出た本で、その頃気がついていたのですが買わずにいたら、最近になって、あの『海馬』の「イケガヤ」さんと同じ人なんだと気がついて買ってきた。今さらこういうふうに発音しろと言われても難しいけど、書いてあるカタカナの通り読むと、たしかに「一気にネイティブ!」に聞こえる。声に出して読んでいくとなかなか楽しいですよ。

  animal ×アニマル ○エネモウ
  Is that enough? ×イズ ザット イナッフ? ○イゼリナフ?
  What do you think about it? ×ホワット ドウー ユー シンク アバウト イット? ○ワルユーテンカバウレッ?

 こんな調子。かなり可笑しいでしょ。

 さて、明日は東京。

2005年-11月19日(土)〜20日(日)

 松山。12月10日の日土小学校シンポのことを地元の方々と打ち合わせ。
 DOCOMOMO Japanからは、代表の鈴木博之先生が来ていただける。この貴重な機会をどう活かすか、シンポの進行、改修案をどう示すか、ポスターなど、いろいろと作戦会議。最大の問題は、建て替え派の方々に来ていただけるかどうか、どうやって接点をつくっていくのか。たいへんな難問である。
 皆さんいささかお疲れの様子だ。無理もない。それ自体で十分に忙しい大学や設計事務所の業務、あるいは農業等の仕事の合間の仕事だもんな。日土会の方々は地元にいるだけに精神的にもしんどいだろうな。頑張らなくては。というものの、こちらの状況も同じようなもの。行き帰りの電車の中、打ち合わせの途中、宿のベッドの中、いろんなところでふっと気が遠くなる(笑)。

2005年-11月18日(金)

 非常勤校でエスキース。新しい課題の1回目なのでいつもよりは早く終わる。一瞬の息抜き。

2005年-11月17日(木)

 3年生のエスキース。
 某新聞の方に12月10日の日土小学校シンポのことを大学に来ていただき説明。記事にしてもらえないか依頼。あらゆる手を打っていくぞ。
 深夜まで、模型。

2005年-11月16日(水)

 昨夜の写真をゼミ生に見せる。模型班隊長のK君が嬉しそう。今日は模型作業は小休止状態。しかし、隊長+女子2名はやってくれていた。しかし夕方で一旦終了。僕も21時には帰る。久しぶりに早く帰った感じになる。

 おかげで今日は日土小学校関連のことができた。シンポジウムの内容や進め方を考え、各パネラーへメール。

 「木霊の学校 日土会」から12月10日のシンポジウムのチラシがメールで届いた。ぜひ、ご参加下さい、宣伝してください!

2005年-11月15日(火)

 ふらふらと起き出して、大学へ。午後は3年生の実習のエスキース。

 模型制作は今日もゼミ生によって延々と続く。
 今夜は、1週間フライングしていたカタログ用の模型写真の撮影を終えることができた。万歳!!
 
暗幕と証明をセットしてデジカメで僕が撮影。模型はかなりかっこいいです。学生諸君も興奮していた。23時30分、守衛さんの催促にしたがって撤収。

 
 旧紀伊國屋書店の20分の1の模型です。なかなかの迫力です。実は建物の後ろの方はまだできていません。あと一息だ。
 

2005年-11月14日(月)

 大学。昼間は、御前浜整備計画関連の図面づくり。川北研の院生に手伝ってもらってひとりばたばた。夕方、無事送信。
 その間も模型づくりはゼミ生が頑張ってくれていて、夜は23時過ぎまで。なんとかハイの状態だな。なんだったっけ。

 今朝送った原稿は、編集者T女史から合格メールが届き、ひと安心。『ディテール』誌に近々載ります。
 日土シンポの進行を考えないといけない。
 
 『卒業設計で考えたこと。そしていま』(彰国社)という本の青木君のインタビューの中に僕の名前が登場しているのを発見。『近代建築』1980年5月号に彼と僕の卒計は載っています。興味ある人は探してください。
 それにしてもなんともいえない奇妙な本だ。こういうものを学生が読むのは悪くないけど、読んだところで何が始まるわけでもない。要するに自分の中の何かが共振するアイディアが見つかるまで、ひとりで考え抜くしかないわけだ。その孤独に耐え、自分の限界点
を見極める体験ができるかどうかが勝負だ。

2005年-11月13日(日)

 大学へ。前川展模型作業。ゼミ生が頑張ってくれている。正面側から組み立てが少し始まり、やっと実感がわいてくる。23時過ぎまで。
 昼間は、研究室で宿題原稿も。やっと邪魔が入らず考えられる時間となった。神様、どうせならもっと早く降りてきてください。家に帰ってから微調整して完成。午前3時頃送信。ふー。

2005年-11月12日(土)

 僕なんかが「忙しい」と書くのは本当に恥ずかしいと思いつつ、でもそうとしか言えない日々。先日の卒論発表会で、都市空間の中での「休む」という行為について調べましたというような内容の発表に対して、「休む」という単一の機能や目的の行為なんてあるんでしょうかねと指摘したんですが、「休む」という単一の機能や目的をもった行為として休みたいです・・・。
 この、約一週間は以下のとおり。メモと思って記録。なお本日は、某ギャラリーからご希望があって「岡本のb」の見学会。そのあと大学へ。卒論を終えたゼミ生が詰めてくれている。感謝。

■ 4日(金):推薦入試の準備、事前提出論文の採点の段取り、卒論提出日(ゼミ生全員無事提出。今年は大部のものが多く、楽しみ)、前川展模型制作。
■ 5日(土):推薦入試初日ですが、他学科なので、ラボ棟の特別使用願いを出して前川展模型制作。遅くまで。
■ 6日(日):僕らの学科の推薦入試。採点、判定で遅くまで。
■ 7日(月):新学部の入試日ですが、他学科なので、ラボ棟の特別使用願いを出して前川展模型制作。遅くまで。
■ 8日(火):会議、3年生の実習の中間講評会、前川展模型制作、遅くまで。
■ 9日(水):教授会、前川展模型制作、遅くまで。
■ 10日(木):9時から19時頃まで、卒論発表会。終了後、ゼミ生とお店へ移動、打ち上げ。十分に達成感があったはずの論文が多く、こちらも嬉しかった。遅くなる。
■ 11日(金):非常勤校で最終講評会。終了後、採点もあり、帰ったら深夜。

 夜型人間を自負しているが、帰って来てから2時、3時まで頭と身体がもたない。短い宿題原稿がまとまらないまま締切をすぎている。

 日土小学校の保存問題がらみのメールのやりとりが頻繁にある。

 下記のシンポジウムをおこないます。日土小学校の保存がかかっています。関心のあるかた、ぜひご参加下さい。ジャーナリズムの方も、ぜひ取材して応援してください。
 きちんとしたフォーマットのものがありませんが、日が迫っているので、ここに概要をお知らせておきます。したがって、細部が変わる可能性はあります。地元の建築家の方々等とまとめている保存改修案も何らかのかたちで発表するかもしれません。

 タイトル:「八幡浜の文化資産を考える―日土小学校の再生を目指して― 」(仮)
 パネラー(予定)
      吉村 彰 東京電機大学教授(学校建築の専門家の立場から)
      
腰原幹雄 東京大学助教授(木構造の専門家の立場から)
      鈴木博之 東京大学教授(DOCOMOMOJAPAN代表として)
      和田耕一 和田建築設計工房代表(地元の建築家として)
 コーディネーター:花田佳明 
 日時:12月10日(土)13:00〜
 場所:愛媛県八幡浜市八幡浜商工会館


 雑誌「新建築」の創刊80周年記念増刊号『日本の建築』に、日土小学校が掲載されました。この本は、日本の歴史的建築物から現代建築までの中から100の建物を選んだもので、日土はそのひとつになったというわけです。法隆寺から金沢21世紀美術館までの100の建物のひとつです。したがって、ドコモモ100選以上の精選度です。解説は青木淳君が書いてくれた。サンキュー!

2005年-11月3日(木)

 忙しいまま、気がつくと11月。
 今日は祝日という意識がないまま大学へ。

 このところ2年生の協力を得て前川展の模型作業が復活している。今日も来てくれた。「手」さえあれば細かいことを僕が指示してものごとが進む。やっと動き出した感じで、日土と海ギャラの頃を思い出す。弁当の買い出しに学生と一緒にダイエーへ。深夜まで大学。

 連日、この「深夜まで大学」が続いている。日建の頃に戻った感じだ。夜中の11時、12時に家に帰ってひとりで食事。風呂にはいりぼーっとしてからパソコンに向かう。3時過ぎに寝て朝はしんどい目覚め方。これを繰り返す毎日です。ひどいね。だけどこういう暮らしは嫌じゃない。まわりは迷惑だろうけど。
 入試や学科関連のいろんな事務仕事、科研の応募書類づくり、新長田プロジェクトのレポートまとめ、前川展模型、御前浜の打ち合わせ、宿題原稿、もちろん授業、それと明日が提出日の卒論のお相手、書き換えの論文や梗概を読み、朱を入れる。そんなことが連日続いているわけです。しかし、どんなに忙しくても、大学での仕事は企業勤めの場合よりは楽だという思いがある。自分のことだと思えるからだ。それだけはやはりありがたい。もちろん企業での仕事を自分ことと思える人もいれば、大学での仕事を自分のことと思えない人もいるだろうから決して一般論ではないですけど・・。

 このところ本や雑誌のことも全然書いていませんね。もちろんいろんなものを買ってはいますが、今まで以上に読んでない。買うのすらさぼり気味。だめだ。