アート＆デザイン特別講義（プロダクト・インテリアデザイン学科）が行われました

二俣公一氏「感性と論理の集積」特別講義が、2023年1月18日に開催されました。

小さなオブジェクトから国立公園（豊岡・玄武洞公園）の再整備に至るまで大小様々なデザインに携わりながら考えてこられたことについて、「プロダクトデザイン」「空間設計」それぞれの視点から俯瞰的に振り返りながら、様々なデザインが生まれる中で一貫して考えておられることは何か、ご自身のデザインを通してその成り立ちや背景についてお話しを頂きました。

冒頭に、二俣先生によるデザイン思考とは「分析し明らかにする要素と感覚的に響く要素とのバランスを取ること」との提示があり、以降、「Artek（Finland）のための家具：KIURU Bench」・「植栽を設置するサイドテーブル：No.8」・「福岡のギャラリー：Cassette」・「玄武洞公園（豊岡）整備計画」・「店舗：ART & SCIENCE 福岡」・「佐賀県嬉野市のカフェ＆ラボ：MILKBREW COFFEE」などの事例をデザイン思考のプロセスに沿って説明され、アイデアが融合し合理化されながらプロダクトや空間設計として成立して行く経過が、デザイン現場の生々しさを伴いながら伝わった、大変貴重なお話が満載の特別講義となりました。