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「津田翔志朗映画祭~境界にて~」上映会のお知らせ

2023年02月03日 卒業生情報 ニュース 卒業生向け情報 映像表現学科 芸術工学部

神戸芸術工科大学 映画専攻(※現映画コース)卒業生である津田翔志朗さんが2022年4月病気にて逝去しました。

津田氏が残した中・短編映画を上映して、作り手としての経歴を振り返る追悼上映を行います。かつて彼の作品の上映を行いました所縁のあるパルシネマしんこうえんと、神戸映画資料館の2会場にて若くして世を去った、知られざる奇才の監督作品7本を一挙に上映する2日間です。

1日目のパルシネマでは津田氏の師であり本学教授の石井岳龍監督、2日目は創作の盟友でそれぞの作品の撮影を担当した岡山佳弘氏と大宮実氏による登壇もございます。

大学生以下は無料ですので、彼の足跡を辿るべく是非足を運んでいただけると幸いです。

津田翔志朗映画祭~境界にて~

2022年4月20日、津田翔志朗という映画監督が病気により死去した。
津田は神戸で映画を学び、自身が幼少期に見たという「心の風景」をカメラに捉えようと故郷・福知山で映画を撮り続けた。
追悼として作品を上映することで、その試みの変遷をたどり、今はもう映画の中にしかない彼の心の風景を見つめたい。


津田翔志朗は、彼が好きな映画、彼が撮っていた映画、出演作に残された彼の姿そのもののように、リアルと幻想の間(あわい)、現実と映画の間(あわい)、生と死の間(あわい)に生息している、とても不思議で魅力的で優しい人で、突然、境界を飛び越えて本当に向こう側に行ってしまった。
だけど、その間(あわい)に行きさえすれば、いつでも彼はまだそこに居る。
石井岳龍-映画監督・神戸芸術工科大学教授-

■2023年3月3日(金)パルシネマしんこうえん
18:15 開場
18:30 上映開始
 『陽炎夜曲』(2012/40min/撮・大宮実)
 『涅槃大衆行進曲』(2013/31min/撮・岡山佳弘)
 ほか上映作品一本
19:55 トークイベント 登壇:石井岳龍(映画監督)
20:30 終了

■2023年3月4日(土)神戸映画資料館 ※2回上映
【昼の部】
13:15 開場
13:30 上映開始
 『清怨にくちづけを』(2010/15min/撮・吉田正幸)
 『境界にて』(2014/3min/撮・吉田正幸)
 『The Color From Beyond -彼方からの色彩-』(2017/6min/撮・大宮実)
 『山三岳拍子』(2017/29min/撮・岡山佳弘)
14:23 休憩
14:35 トークイベント 登壇:岡山佳弘(撮影)、大宮実(撮影)
15:05 上映再開
 『陽炎夜曲』(2012/40min/撮・大宮実)
 『涅槃大衆行進曲』(2013/31min/撮・岡山佳弘)
16:30 終了

【夜の部】
17:00 上映開始 ※トークイベント無しの同プログラム

<料金> 一般:1000円 大学生以下:無料
当日券あり/メール・SNSのDMにて予約可/完全自由席制
※座席数に限りがあり、満員の場合ご入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。
※ご来場の際は新型コロナウィルス感染症予防にご協力ください。
予約・問い合わせ:tsudafilm@gmail.com

主催:伊川谷の会

 
津田 翔志朗(つだ しょうしろう)監督/俳優
1991年、京都府福知山市出身。
神戸芸術工科大学入学後、2010年に教員である石井岳龍監督の『生きてるものはいないのか』サカナ博士役に抜擢。染谷将太、 村上淳らと共演。以後石井作品には計5本出演する。
監督としても精力的に活動し2010年からの10年間で9本の中・短編を制作。インディーズでありながら地元・福知山の山々を舞台に、独創的でサイケデリックなドラマを撮り続けた。
2018カナザワ映画祭にて『The Color From Beyond -彼方からの色彩 -』が「期待の新人監督」部門にノミネート。2022年、病没。

神戸映画資料館サイトより
https://kobe-eiga.net/programs/1036/