第7回ビブリオテイクレクチャー：『杉浦康平のブックデザイン』

来る7月20日（金）に図書館ＡＶホールにて、ビブリオテイクレクチャーの第7回目を開催します。今回はビジュアルデザイン学科・赤崎正一教授と映像表現学科・宮本隆司教授によるレクチャーです。

※過去のレポートはこちらをご覧ください。

『杉浦康平のブックデザイン』

講義内容：
神戸芸術工科大学図書館はデザイン・美術領域の稀覯書の購入・収集・研究の継続的な活動をしております。2012年3月には本学名誉教授・杉浦康平先生のデザインによる4冊の稀覯書・豪華本を購入いたしました。その中でもとりわけ写真家・川田喜久治の写真集『地図』は「伝説」や「幻」と呼ばれて、名のみ高く、実際に手にすることのきわめて稀な書物です。写真史上でも、デザイン史上でも、時代を画するピークとして聳える本書を中心に、杉浦康平のブックデザインの世界を、図書館のコレクションの中より紹介いたします。戦後日本のデザイン運動の先端であり中核であった杉浦デザインが到達した、驚嘆すべき書物たちの世界を、実物で確認しながら解説をいたします。

講師：
赤崎正一・宮本隆司

日時：
2012年7月20日（金）17：00～18：00（開場　16：30）

会場：
神戸芸術工科大学・図書館ＡＶホール

定員：
50名（先着順・申込不要・聴講無料）

お問合せ先：
神戸芸術工科大学　図書館事務室
TEL:078-794-5045
URL:http://www.lib.kobe-du.ac.jp/

当日は以下の資料を紹介する予定です。

・『地図』　川田喜久治／写真(1965)　ブックデザイン：杉浦康平

・『印』　ロジェ・カイヨワ／文　森田子龍／書（1979）　造本デザイン：杉浦康平

・『井上有一絶筆行』　（1986）　構成：杉浦康平

・『多留保判男色大鑑』稲垣足穂／著（1977）　造本：杉浦康平 

いずれも、貴重な資料のため、普段は利用が制限されているものです。
皆様、この機会に、ぜひご参加ください。