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神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所設立へ

2010年01月01日 アジアンデザイン研究所

神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所設立へ

神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所は二〇一〇年四月の開設を目差し、以下を準備内容として設立準備中です。

  1. アジアンデザインの現状を調査・研究する。
  2. アジアンデザインのデータベースの構築とその活用方法の開発。
  3. 新たに構築するアジアンデザインの教育方法を探る。
  4. 新たなアジアンデザインの活用方法を創造し、地球社会への貢献を模索する。

アジア学を発信する…

アジアンデザイン研究所では以下内容を具体的なテーマとして取り組みます。

  1. アジアンデザインの構築の必要性
  2. アジアンデザインの人材のネットワークとその育成
  3. アジアのデザイン系大学と世界のデザイン文化の研究者に還元する学術貢献
  4. アジアの地域経済と文化への貢献

神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所は日本、韓国、中国、香港、台湾、タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、インド、ネパール…などの国にみられる、アジアンデザインの特性と魅力をフィールドワークと比較研究活動をとおして明らかにし、その成果を世界に発信したいと考えています。

本研究所は学術的なアジアデザイン学の研究を再構築のための視点を大きな三つの主題を核としています。

一つは「(1)日常生活と祭礼」更に「(2)デザインの伝播」に関わる考察、一つは「(3)伝統と現代」更に「(4)象徴性と美意識」への考察、一つは「(5)アジアの宇宙観、自然観」に関わる大きな枠組みへの考察です。これら三つの主題を絡ませ、渦巻かせながら、「世界を豊かにし、平和な未来を実現する」事を目指します。そのために、デザイン文化を継承して発展させ得る、よき「人材を育成」し、「未来へ」と向かう、このような視点を提唱します。

また研究プロセスとして、二つの研究手法を並行させます。

一方は、観察や調査・採集によって培われる「実態への眼差し」。もう一方は、それを「分析し、考察し、提案に導く」手法。二つの手法は別々に並行し合うのでなく、手法の深まりに応じて、波打つように関係し合います。研究プロセスを辿りつつ、うねり、進み、成長する、一匹の巨大な蛇(宇宙蛇・龍)の姿が浮かび上がります。

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アジアンデザイン研究所について