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デザイン教育研究センター 芸術工学特別講義B 開催!(11/20・11/27)

2008年11月26日 イベント 特別講義

デザイン教育センター主催の公開特別講義が開催されます。

ぜひ、ご参加下さい。

 

第1回 2008年11月20日(木)15:35-17:50

講師にRoyal College of Art デザインインタラクション学科講師の

Fiona Raby(フィオナ・レイビイ)氏をお招きします。

【講義テーマ】Do you want to replace the existing normal?

【講義内容】「既存の〈普通〉を置き換えますか?」(マイクロソフト・ワードのエラー・メッセージ風に)
デザインは、問題を解決すること、活用することを重視する科学です。デザインそれ自体に何かの暗喩が含まれることも、そのようなことが奨められることもま れです。もしもデザイナーが、複雑な思索の世界へと踏み込んでいこうとするのであれば、デザインにも、新しい役割やコンテクスト、そして新しい方法論が必 要になります。単に商業用に、市場主導の下でデザインするというだけでなく、より幅広い、社会的な文脈でのデザインが必要になります。今日使われ、消費さ れるものをデザインするだけでなく、将来何年にも渡って存在し続ける品々をデザインすることが求められます。そして、単に我々が欲しい物をデザインすると いうだけでなく、不快なもの、あるいは、社会に新しい技術を不用意に導入すれば何が起きるかを浮き彫りにする、教訓的な物語もデザインすることも、求めら れているのです。我々の最近の研究は、思索的なデザインの実践が果たす役割や、デザイナーがどのような形で未来社会の創造に参加することができるかに力を 入れています。

第2回 2008年11月27日(木)15:35-17:50

講師に詩人・美術評論家・国立国際美術館館長の建畠 晢(たてはたあきら)氏

お招きします。 

【講義テーマ】メディアとしての美術館

【講義内容】美術館は展覧会が開かれる場所であると同時に、それ自体がメディアとしての性格を有している文化施設でもあります。とりわけ現代美術 ではいわゆるインスタレーションや映像、パフォーマンスの比重が増すことに伴って、ギャラリーだけではなく建築空間そのものが表現の場として用いられるよ うになってきているといってよいでしょう。そのような傾向に柔軟に対応しうる美術館のありようを考えてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場:本学 デザイン教育研究センター棟 1225教室 アクセス

定員:500名(先着順・申込不要・聴講無料)

問い合わせ:デザイン教育研究センター事務室

Tel:078-794-5021