課題「風景から建築へ」チラシ

【チラシ画像】

ポスターA2オモテ面

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【課題テキスト原文】

 一昨年が「模型から建築へ」、昨年が「ドローイングから建築へ」で、今年三回目は、「風景から建築へ」です。2年間、建築の内容ではなく、その表現から建築を構想してみる、ということをしてきましたが、今年はうってかわって、建築を内容から構想してみよう、というわけです。建築にとって、コトとしての内容とモノとしての現れの両方が大切なことはもちろんのこと。内容と現れとは、建築というものの両輪、というよりも、切っても切れぬ関係にあるふたつの側面といっていいでしょう。つまり、素敵な内容であることと、素敵な現れであるということが同時に感じられたとき、ぼくたちは、それを素敵な建築と呼ぶのです。

 とはいえ、建築を構想するときに、そんな、おそらくは奇跡的な状況をはじめから目標にすることは、たいへんむずかしいことです。だから、この2年間、現れを入口にしました。そして、今年は内容を入口にしよう、というわけです。

 さて、「風景」です。風景という言葉には、いろんな意味があります。でも、ここで言おうとしている風景とは、「そこに様々なものを感じてきた場所」くらいの意味です。たとえば、ぼくの場合だと、2階建て木造アパートにくっついている軽量鉄骨の外廊下や階段や、駅前の屋根付自転車置き場とかになるでしょうか。それらの場所に、ぼくは、好きとか嫌いとかを越えて、強烈な何かを感じてきました。そしてぼくは、そういう場所について考えてみることが、建築を構想するときの重要な手がかりになっていると、よく感じます。そしてまた、そういう風景は、ぼく個人に閉じこもるのとは逆に、他の人に開かれていく建築の可能性を持っているように思います。

 きっと、誰にでも、そんな「風景」はあるのではないかと思います。だとすれば、その風景から、建築を構想してみてください。

青木 淳