はじめに

「オープンスタジオ 青木淳と建築を考える」も3年目を迎えました。
 本学客員教授の建築家・青木淳氏に、建築設計の最前線からのメッセージとして設計課題を出してもらい、青木氏とのウェブ上あるいは直接の対話を通しながら、学生諸君の思考を刺激しようという企画です。また、本学以外の学生諸君にも門戸を開き、建築を志す若い人々の間での交流が生まれることも意図しました。
 1年目は「模型から建築へ」、2年目は「ドローイングから建築へ」という課題が出され、それぞれ多くの優れた作品が集まり、有意義な議論が交わされました。ウェブ上および講評会場における青木氏からのコメントは、実に丁寧かつ発見的で、学生諸君が得たものは非常に大きかったと確信しています。
 3年目の課題は「風景から建築へ」です。課題書の中で青木氏も述べているように、これまでの2回は、建築を「表現」の側から考えたのに対し、今度は「内容」の側からとらえてみようというねらいです。
 「風景」という言葉をどう解釈し、そこからどのような新しい建築の姿を見い出すのか。皆さんの斬新なイメージを期待するとともに、青木氏との活発な議論が、ウェブ上、皆さんの頭脳の中、そして講評会場で飛び交うことを期待しています。

「オープンスタジオ 青木淳と建築を考える」
担当:花田 佳明