花田→皆さん

2010年12月 8日 01:29【青・花×登録者 エスキス

花田です。
木枯らしの吹く神戸です。
12月11日(土)の最終講評会が迫ってきました。
入賞者の皆さん、その後の進み具合はいかがですか。

このエスキスコーナーへの書き込みは思ったほどは増えませんでしたが、ま、こんなものでしょう。
1年目と2年目の経験からすれば、ウェブ上でのやり取りの量と作品の質はあまり関係ないともいえますから。
身もふたもない言い方ですが、教育ってそんなものです。

一方、日常的に顔を会わす芸工大の諸君とは色々な話をしています。
芸工大からは5人が入選していますが、そのうち3人とは具体的な案を見せてもらって話しをし、案を見せてくれない残り2名のうち、1名については噂で少し漏れ聞いています(笑)。

こういうときの学生諸君の振る舞いは本当に面白い。
下手に見せると何を言われるかわからない。
でも、ちらっと反応は見てみたい(笑)。
気持ちはよくわかります。

けっこう面白いなあと思った案もありました。
先日の応募案のイメージから、「建築」へとそれなりに話を展開できている。

そういう案を見ていて改めて思うのは、この課題の特徴です。
先日このコーナーに書いた通り、学生諸君の建築を考える「姿勢」が変化していることがわかるからです。
それは、言ってしまえば思考の「青木淳」化であり、彼の言う「決定ルールのオーバードライブ」の実践ということになります。

青木君の真似がうまくできたとか、そんなことではありません。
青木君は、その真似をするのが最も難しい建築家のひとりでしょう(どんなデザインをすると青木風に見えるか、想像がつきますか?安藤風、妹島風、と比べてみて下さい。難しいでしょう?)。

言うまでもありませんが、あくまでも僕の感想です。
青木君の、ではありません。
彼の考えることは、僕には全く予想がつかない。
したがって、僕の意見がすぐ聞こえてしまう芸工大の諸君が幸福だという保証は、もちろんゼロです。

ただとにかく、皆さんが選んだ「風景」を素材として、既視感のない空間を見せてほしい、ということです。
皆さんが選んだ「風景」のもつ特性の中の、何かを、いずれかの方向にエスカレートさせる。

面白い案を期待しています。

11日の講評会の会場は、昨年までと違い、学科棟の講義室にしました。
狭い部屋で青木君と一緒に盛り上がりましょう。