村野哲哉:Wood landscape plan

Wood landscape plan
村野哲哉 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 1年

041murano

【講評】
ピカソの「地中海の風景」をトレースして、そこから2次元のパターンを抽出した、とあります。その方法自体には、ぼくは重きをまったく置いていません。しかし、そのパターンが、実に楽しい。堅苦しいところがまるでなく、いまにも動き出しそうな躍動感が漲っていて、どんな細部にも夢が溢れています。このパターンを、都市の平面図として読んでみる、というこの案の作者の気持ち、よくわかります。だから、期待しましょう。この平面図から、この感覚を残しながら、あるいは発展させながら、どんな3次元空間が立ち上がってくるのか、を。(青木淳)

コメント(5)

TITLE: 講評ありがとうございます
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青木淳先生、花田佳明先生
講評と選出ありがとうございます。

正直とまどい気味ですが、このページのお話に興味があり、作品の提出をした次第です。

ほかの絵でも同じことをためしてみたのですが、この絵の結果が一番おもしろいと思い、作品として提出しました。

立体的にどう立ち上がってくるか、まだあまり考えられていません。

そのまま立ち上げるのがいいのか、そうするにしても、高さのバランスもあるだろうし、
また、複雑にしていくのか、そうなるとごちゃごちゃになりすぎてしまわないか、

とりあえず形にしてみようと考えています。

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まずは、青木君の「その方法自体には、ぼくは重きをまったく置いていません。しかし、」というコメントが面白かった。村野君はいかがですか。よくぞこちらの意図を組んでくれた、か、あるいはちょっとがっかりしたか(笑)。
僕はむしろこういう考え方はとても懐かしかったです。
自分の学生時代を思い出しました。
もちろん、古い考え方だ、などと茶化しているわけでは全くありません。
このような異分野間の「翻訳」問題はとても面白いし重要で永遠の問題です。僕は学生の頃、その翻訳の「関数」について考えてばかりいたような気がします。
翻訳を構成するのは、原文と訳文と両者をつなぐ関数ですよね。
それぞれの根拠はどう確定できるのか、そんなこと。
「ピカソの「地中海の風景」」の代わりに、「ニーチェの哲学」でも「吉田健一の小説」でも「マリリンモンローのヌード」でもいいわけですからね。なぜ「地中海の風景」なのか。
そんなことはどうでもいいと青木君は言っています。
ただ、村野君にはもういちど「翻訳」作業が待っている。
ここで取り出した「線描」から「都市」への翻訳です。
その作業をどんな「関数」でおこなうのか。あるいは「そのパターンが、実に楽しい」と言うだけでいいのか。

全く関係ないアドバイスですが、『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方』(柴田元幸・高橋源一郎、川で書房出版社)は面白いですよ。

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ドローイングを見て、ある密度で描かれたものが現実の空間の様々なレイアウトとオーバーラップしていくと、すごく自由でおもしろそうだなと感じました。

TITLE: コメントありがとうございます
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花田佳明先生

コメントありがとうございます。

青木先生のコメントについて、僕としてはテーマに沿って案を出したつもりでいたので、少し拍子抜けな気もしました。でもいきなり「地中海の風景」というのは唐突だったのでは、とも思っています。

それと、『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方』を読んでみました。分野としては関係のない内容でしたが、花田先生の言う「翻訳」について考えるきっかけになりました。

おそらく、この案の自由さを説明する際に必要なことであると考えています。

吉丸貴一郎先生

コメントありがとうございます。

現実の空間の様々なレイアウトとオーバーラップしていく

ということについて、もう少し詳しくお聞かせいただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

TITLE: 返信ありがとうございます
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いや、書き間違えかもですが・・・僕は先生じゃないっすw
僕のコメントは基本的に花田先生がおっしゃられていたことに便乗してのものです。
関数を「密度」としたコメントで、現実の空間をどういう視点で切り出してくるのかはわからないのですが、切り出されてきたいろいろな空間(スケールの違いがあったり・・・)を「密度」という視線である意味等価にみなしていくというようなことを考えてのコメントでした。このドローイングと等価に並べられたいくつかの異なった様相を持つ空間が、かたちが立ち上がっていくときにリミックスされていくとおもしろそうだな、と思いまして。結構軽いノリでコメントしてしまいました。申し訳ないです。僕の方にもガンガン書き込んじゃってかまいませんw

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