鈴木絢:AN ideal

AN ideal
鈴木絢 バンタンデザイン研究所名古屋校 空間デザイナー専攻 1年

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【講評】
発想されている内容の荒唐無稽さと、ドローイングの洒脱な非現実感とが、よくあっています。ドローイングは、現実化がそうとうに困難なイメージを扱うのに向いた道具ですから、その効用が見事に利用されていると思います。その結果、ここでは、ある種「マンガ」的世界観(あるいは空気の質)が提示されることになっているのですけれど、その「マンガ」的なモノのあり方とは、具体的にはいったいどんなものなのか、を探っていただければ、と思います。(青木淳)

馬場沙織:クウカンはリンカク リンカクはクウカン

クウカンはリンカク リンカクはクウカン
馬場沙織 神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 4年

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【講評】
長方形の各頂点から内側に向かって45度の角度で同じ長さの斜線を描き、その4つの斜線の端部を結ぶ長方形を描きます。すると、長方形は、5つの領域に分かれます。(台形が4つ、長方形が1つ。)各領域を塗るか塗らないか、とすると、2の5乗、つまり32通りのパターンができます。作者は、うち27パターンを選び(なぜ?)、それらを縦7マス、横8マス、都合56マス(なぜ?)のグリッドになかに配置しています(どういうルールで?)。ともかく、それらの2次元パターンは、その中央に向かう斜線ゆえに、一点透視図法で描かれた3次元空間を想像させます。そして、作者はその空間での人の居方(いかた)を想像して、人の姿を描き込んでいます。このカタログ的網羅性がとてもおもろいと思いました。もっとも、「クウカンはリンカク リンカクはクウカン」とだけ書かれていますけれど、その意味はわかりません。(青木淳)

飯田はるか:つらなる、そしてかさなりあう 影のドローイング

つらなる、そしてかさなりあう 影のドローイング
飯田はるか バンタンデザイン研究所名古屋校 空間デザイナー専攻 1年

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【講評】
悪夢のようなドローイングです。道の両側に、ぬめっとした壁が、うねうねと、ひろがったりせばまったりしながら続いている暝い町に、一人、入り込んでしまったような、そんな不安の感覚がよく表わされています。この感覚を残す建築ができたら、すごそうです。映画でこういう町を描こうとすれば、映画セットが必要です。まずは、そのセットの設計と思って、進めてみたらいかがでしょうか? (青木淳)

応募して下さった皆さんへ。

先日、最終講評対象者10名の作品をサイト上に掲載しましたが、それ以外にはどんな案が提出されていたのだろうと思っている人も多いのではないでしょうか。
神戸芸工大の学生からは、「見てみたい!」という要望も出てきました。
そこで、氏名と学校名は伏せた上で、残りの作品をすべてサイト上にアップすることにしました。
この企画は、設計の「授業」であることを意図しているのですから、「講評会」では「同級生」の作品を互いに見られるべきですよね。また、青木さんの「眼」について考える手がかりにもなると思います。
ただし、CD-Rにデータが上手くはいっていなかった人の作品は掲載できていません。
その方々へはメールで連絡をしましたから、指示に従ってデータを再送して下さい。
なお、コメント欄への書き込みは自由です。そこで議論が盛り上がるくらいになることを願っています。

なお、応募者の在籍校は以下の通りです。応募者数は略しますが、参考までに学
校名のみ掲載しておきます。

花田佳明



2009年度 参加校一覧

慶応義塾大学/慶応義塾大学大学院
明治大学大学院
名古屋大学大学院
バンタンデザイン研究所名古屋校
京都工芸繊維大学
大阪大学大学院
大阪工業技術専門学校
大阪芸術大学大学院
武庫川女子大学
神戸芸術工科大学/神戸芸術工科大学大学院
九州産業大学

002:ARCHITECTURE WILL DANCE SLOWLY

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004:ノイズに満たされた世界

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010:BUBBLE SCAPE

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012:溝の世界

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016:演奏感覚から建築へ

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019:まるいしずく

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