神戸芸術工科大学|環境・建築デザイン学科|オープンスタジオ
「 模 型 か ら 建 築 へ 」
建築ごとに、そのもっとも肝のところは、ずいぶんと違います。ある建築にとっては、そのすばらしく明解な構成が、肝なのかもしれません。また、他の建築にとっては、その空間が持つ得も言われぬ雰囲気こそが、肝にあたるのかもしれません。どういう側面が最も大事なのかは、建築によって異なります。だからこそ、建築には無限の可能性がある、とも言えるわけですけれど。
肝とすることが異なれば、その建築をもっとも的確に表現する方法も、おのずから異なってきます。同じく模型を使って表現するにしても、そのつくりかたは、その建築の主題にあわせて、ずいぶんと違ってきます。
「いい模型のつくりかた一般」というものがあるのではなく、建築の主題ごとに異なる、無数のもっとも適切な模型のつくり方があるのです。
このことを逆から言えば、ある模型のつくり方、表現には、そこから自然に導き出されてくる建築の姿があるはずです。その模型を見て「いいなあ」と思うことを体現する建築が、きっとあるはずなのです。だから、あなたが今まで見たことのない模型表現をまず考えてみてください。そして、その表現方法にあった建築を構想してみてください。
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