牧野正幸/「穴」

「穴」
牧野正幸  神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 4年 

穴

[講評]
同心円を上から見た写真が美しい。柔らかい素材でつくられているのだろうか。そのせいで、幾何学的な厳密な円とは異なって、三次元的フリーハンドとでも言っていいだろう柔らかさがあって、それがいい。こういう環境の遠景としての見え、またそのなかに入ったときの感覚、どちらも説得力がある。だから、それを、どのように物質化してくれるのかが楽しみです。(青木淳)

コメント(3)

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講評有り難うございました。

イメージが伝えられた事が嬉しいです。多分この空間に入るとびっくりするような気がして、自分でも今ワクワクしています。

広いとこと、狭いとこ。そこに生まれるであろう状況がそれによって、空間が柔らかく分節されたり、しっかりと分節されたりしていく。こっちとあっちが繰り返されて行く。そうする事で生み出したい空間が獲得できるのではないかと思います。

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リチャード・セラに、鋼板を立てて渦巻き状に巻いていく作品がありますね。
http://blog.artaban.com/tag/sculpteur/
http://www.neublack.com/art-design/richard-serra-at-at-moma/
外から見ると、円筒形のかたまり。クレバスのように狭い隙間を奥に進んでいくと、突然、すっぽりと天に抜けたところに出る。その体験のおもしろさ。
この体験を振り返ると、それが鋼板によってできていることがとても重要であることに気づきます。鋼板というかなり薄いムクの物質でできていること。その色。錆の匂い。触れたときのザラザラ。そうしたことが、最小限の物量で、そして、その物質としてのありかたに嘘(トリック)をもちこまないでできているところがすごい。「ま、だいたいこんな感じ」という大雑把さが微塵もない立派な作品です。
さて、牧野さんの場合は、どんな厚みの、どんな高さの、どんな傾きの、どんな素材の、どんなふうに体験する空間なのでしょう?写真で見るかぎり、それはかなり柔らかい物質を想像させるし、その体験は、セラのようなクライマックスに向かうリニアなシークエンスとはだいぶ違う質をもっているように思わせます。
でも、この段階では、そういうことがまだ(たぶん本人も)はっきりとしていません。それに、ここは雨に濡れる場所なのだろうか(屋根がないのか?)とか、そのなかでどのくらいの時間、継続して居られる場所なんだろうか(寝そべる?立っている?座っている?水はなかで飲める?排泄は?食事は?睡眠は?)とか、何を求めて人はここに近寄り、なかに入るんだろうか、というようなことも、まだ(たぶん本人も)はっきりとしていません。
そんな具体性を、どうぞ、スタディを通して、獲得してみてください。

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お忙しいところ、コメントを頂き有難うございました。

青木先生がおっしゃったように、これにはまだ具体性がありません。

最初に感じたはずの感覚を揺るがないものとして、具体性を獲得できるように、考えていきたいと思います。

有難うございました。

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