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緑のテーブル2017 美術協力にて参加(ビジュアルデザイン学科 廣中薫准教授)

2017年03月27日 ビジュアルデザイン学科

1932年クルト・ユースによって制作された コンテンポラリーダンスの問題作「THE GREEN TABLE」。
日本を代表する舞踏家で振付師である 岡登志子(アンサンブル・ゾネ主宰、神戸在住) 、垣尾優、大前光市、そして大野慶人による 新解釈の舞踏作品へ展開。
本学ビジュアルデザイン学科でイラストレーターの廣中薫准教授が美術協力にて参加させていただくこととなりました。

緑のテーブルについて

クルト・ヨースのダンス作品「緑のテーブル」(1932)は、戦争が再来する予兆の中で明快な反戦姿勢を示す芸術作品として発表され、高い評価を受けました。今日まで世界中のバレエ団が再演を重ねる、舞踊史上に燦然と輝く古典作品です。舞踊作品の継承は、一面においては振付の継承であり、それは記譜や振り移しという方法で行われます。「緑のテーブル」もその例外ではありません。特筆すべきは、どこで再演される場合もヨース自身が振付指導を行い、彼の死後は娘のアンナ・マルカートが必ず現場に赴いてその任に当たったということです。「緑のテーブル」が対峙した現実を直接知る眼が、作品の成立に必要と考えられたのです。しかし作品を見る生きた眼がなくなった時、どうなるのでしょう。そもそも舞踊作品は如何にして時を超え、継承されるのでしょうか。「緑のテーブル2017」は舞踊史の最重要作品を取り巻く課題を考え、新たな作品構築を試みるリサーチプロジェクトです。

日時
 2017年3月29日(水) 17:00 / 19:30開演
 ※上演時間 約60分
 ※アフタートーク(17:00公演の終演後に開催します。19:30公演チケットをお持ちの方もご観覧可能)
 「ダンス作品の継承と創造」 古後奈緒子
 (大阪大学文学研究科アート・メディア論ダンス批評・舞踊史研究)

会場
 神戸アートビレッジセンター KAVCシアター
 神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号

神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号

入場料
一般3,000円/学生2,500円

振付
 岡登志子

作品監修
 大野慶人

出演
 岡登志子 垣尾優 大前光市 大野慶人 アンサンブル・ゾネ

音楽協力
 田村ゆう子

舞台美術
 廣中薫

主催
 大野一雄舞踏研究所

共催
 ダンスアーカイヴ構想

助成
 芸術文化振興基金

協力
 神戸アートビレッジセンター(指定管理者:大阪ガスビジネスクリエイト株式会社)、アンサンブル・ゾネ、有限会社かんた

・公式HP:http://www.kazuoohnodancestudio.com/japanese/perform/201703_kobe.html
・制作風景スケッチをtumblrへupいたします。https://kaoruhironaka.tumblr.com