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『森に聴く、森の記憶』アート・クラフト学科 企画展

2015年11月14日 アート・クラフト学科

昨年の『いきものワンダーランド』に続く企画展は、

森をテーマに「人間と自然との関わり」を探ります。

ますます生きづらくなる現代社会では、

自然の森や樹木に目を向け、

遠い記憶を辿るために言葉なき声を聴き、

精神の癒やしや心の安らぎを求めることは当然でしょう。

今を生き未来にいきる人びとのために、

神戸芸術工科大学アート・クラフト学科教員による、

多彩な『森に聴く、森の記憶』展を是非ご覧ください。

『森に聴く、森の記憶』アート・クラフト学科 企画展

会期:
2015年11月19日(木)~24日(火)10:00~18:00
会場:
「CURIO-CITY(キュリオ‐シティ)」
谷岡学園 梅田サテライトオフィス
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪タワーA(南館)16階
大阪府大阪市北区大深町4番20号

入場無料
※会場へは展示会パンフレット、もしくは本ページのコピーをご持参ください。
出展:
  • 笹谷 晃生(彫刻)
    園芸経験をもとに、銅や鉄などの金属材料が持つ形や性質に沿いながら、自由に発想する架空の植物の姿をつくりだします。一つひとつは完結した彫刻でありながら、同種のものの集合や異なる要素の配置によって、独自の彫刻空間を展開します。

  • 市野 元和(陶芸)
    山や森、空や雲、宇宙など自然が創り出す壮大な風景をモチーフに、リズム感のあるロクロ成形で、シンプルな形のなかに人間の「想い」といったものを力強く表現しています。山粘土の素材と流れ落ちる釉薬の美しさとの調和から「釉彩」という独自の技法を生み出しました。
  • 友定 聖雄(ガラス)
    ガラスという素材の性質である「光」をどの様に捉え、どの様に表現するかにこだわった積層ガラスの作品です。積み重ねられ板ガラスに入った「光」はまるで、森の中の木漏れ日の様にガラス内部で表面反射、内面反射を繰り返し、驚くべき輝きを放ちます。

  • さくま はな(立体)
    ヨーロッパやアジアで見かけた屋台の雰囲気そのままをドールハウス仕立にした作品。木材、紙、紙粘土など身近な素材でつくりました。森で採れた新鮮なキノコを売り歩く様子がユーモラスでありながら同時にどこか奇妙な雰囲気を醸し出しています。

  • 三島 一能(ジュエリー)
    彫り、透かしなどの彫金技法をベースにシルバー素材の特性を活かした新しい表現を探求しています。多数あるジュエリー作品のシリーズの中から今回はシロツメクサ、つぼみ、葉っぱなど、植物をテーマとしたブローチを中心に展示します。

  • 吉田 真紀子(版画)
    樹々をモチーフにした多色刷り銅版画の作品。移りゆく時の中で出会った自然の造形、それらとの出会いの記憶がさまざまに重なり合い、新しいかたちをつくりだします。ハーネミューレの紙に、エッチングとアクアチントの技法を生かしています。