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兵庫県神戸西警察署へ交通安全ポスター寄贈

2014年03月20日 産官学連携 ビジュアルデザイン学科 社会連携

本学学生が交通安全啓発ポスターを制作しました。制作された作品は神戸市西区の交通安全に係る各種機関・関係者の投票を経た結果、ビジュアルデザイン学科 乾 朝陽さんと宮本麻未さんの作品が兵庫県神戸西警察署へ寄贈される事となり、3月20日(木)に贈呈式が行われました。

ポスターは4月6日(日)から西区公共交通機関等で展開されます。

兵庫県神戸西警察署へ交通安全ポスター寄贈

作品制作意図

乾 朝陽さん
交通事故は、車を運転する人なら誰もが犯してしまう可能性を秘めています。交通事故による神戸市内の死亡事故数は前年度から4件増加しており、中でも西区は、市内の行政区分別死亡事故数ワースト1です。その半数以上の被害者が65歳以上のご老人であり、今後高齢化の進む日本では、ご老人を被害者とした死亡事故が増加する恐れがあります。そういった現状から「身近に潜む交通事故の恐怖」、特に、ご老人を被害者とする死亡事故への啓発を目的としたポスターを制作しました。昨今のスマートフォンの普及により、カーナビ事業が衰退している現実があるように、私のようにスマートフォンのマップ機能をカーナビ代わりとすることや、急な着信に対応する機会も多くあるとか思います。(もちろんどちらも停車時です。)そんな現代人の必需品である携帯電話(スマートフォン)をモチーフとした前方不注意の構図で、「身近に潜む交通事故の恐怖」を表現しました。
私は先月、初めて運転免許更新講習を受けました。指導教官からのお話で、昨年兵庫県下で発生した死亡事故で、「午前2時(か3時)に道路に飛び出してきたご老人を轢いてしまった」という事案を聞いたとき、どんなに注意してもしすぎることはない、自分が加害者になる可能性も多いにあるのだと知り怖くなりました。その経験があってすぐにポスター制作のお話を頂いたので、多くの方にも交通事故への意識付け、特に、身近に潜む事故の恐怖を表現しようと思いました。
宮本麻未さん
今回特にテーマの規程がなかったので、私の親がよく「夜は特に車などに気をつけろ」と言っていたのを思い出し、それをテーマにしました。ポスター全体に配置された画像は自分で撮影したもので、暗い夜道で向かってきた車のヘッドライトで何も見えない感じを表現しました。画像は歩行者目線なのですが、夜道は歩行者も、ドライバーも気をつけなければ事故を未然に防げないと思い、ドライバー側からも捉えられるようなポスターにしました。